『Battlefield 2042』発売時は“ボイスチャットなし”。後に実装予定


EA/DICEが手がけ、11月19日に発売を控える新作FPS『Battlefield 2042』。同作は、リリース時にはゲーム内ボイスチャット機能をサポートしないそうだ。開発元DICEが海外メディアPolygonに語っている。


『Battlefield 2042』は、大規模マルチプレイFPS『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズの最新作。同シリーズは大人数が入り乱れる戦闘を特徴としている。本作においても、最大128人での対戦が可能な「All-out Warfare(全面戦争)」モードを備えている。また、先ごろには最大32人(PS4/Xbox One版では最大24人)でデータドライブ争奪戦を繰り広げる「Hazard Zone」モードがお披露目された(関連記事)。同モードは4人チーム制で、緊密な連携も問われそうなシステムとなっている。

今回DICEがPolygonに語った内容によれば、本作はリリース時にはボイスチャットを利用できないとのこと。技術上の問題か、はたまた運営上の判断かは明らかにされていない。また、ボイスチャットの実装自体には取り組んでおり、リリース後早いうちに実装される見通しだ。知人と遊ぶ際には、Discordなどのツールやコンソール機の通話機能で代替可能だ。しかし、いわゆる“野良マッチ”と呼ばれる、ソロでのマッチングではそれも難しい。しばらくは目標にマーカーを付与して意思疎通するPing機能などに頼ることになるだろう。Polygonは前述の「Hazard Zone」モードについて触れ、ソロマッチングにおいて連携が取りづらくなる懸念を示している。


マルチプレイFPSにおいて、声でのコミュニケーションは極めて重要だ。連携が勝敗を分かつ、戦術性の高いモードでは尚更だろう。ボイスチャットをよく利用し、ソロマッチングを好むユーザーにはしばらく忍耐の時となりそうだ。幸いにも、前述の通りサポート予定はあるため、早めの実装を願いたい。

『Battlefield 2042』は、PC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに11月19日に発売予定だ。