『ドラゴンクエストウォーク』が利用するGoogle マップ関連サービスが終了へ。ゲーム自体はサービス継続

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スクウェア・エニックスは10月19日、Android/iOS用位置情報RPG『ドラゴンクエストウォーク』について、ゲーム内で利用しているGoogleの位置情報関連サービスの終了を伝えた。今後は別のサービスに切り替えるなど対応を進め、同作の運営を継続する見込みだ。


『ドラゴンクエストウォーク』は、スクウェア・エニックスとコロプラが共同開発する位置情報RPG。プレイヤーは現実世界の日本地図にもとづいた世界を実際に歩いて探索し、モンスターとのバトルやクエストに挑んでいく。『ドラゴンクエスト』シリーズのRPGという骨組みを活かしつつ位置情報ゲーム化した作品だ。

位置情報ゲームを提供する上で欠かせないのが、現実のマップデータおよびモンスターや目的地の配置を司るシステム。『ドラゴンクエストウォーク』では、Googleが提供するGoogle Maps Platform ゲームサービスを利用していた。このサービスには、Unity向けの位置情報ゲーム実装を助ける「Maps SDK for Unity」と、ゲーム内オブジェクトの配置候補などを提供する「Playable Locations API」が含まれている。これらの機能が同作においてどの程度利用されていたかは定かではないものの、いずれも位置情報ゲームにとって重要な機能だ。

しかし、このGoogle Maps Platform ゲームサービスは、現地時間10月18日をもって新規利用できない状態になっている。スクウェア・エニックスは10月19日、ゲーム内のお知らせにて同サービスの廃止を伝え、別のサービスへの切り替えなどによるサービス継続の方針を明かした。Google側は既存の利用者について、2022年12月31日までサービスおよびサポートの提供を続けるほか、代替サービス構築についての手引を公開している。つまり、スクウェア・エニックスおよびコロプラはサービス切り替えまで約1年強の猶予をもっているのだ。重要サービス停止には懸念を感じるものの、直ちに『ドラゴンクエストウォーク』の存続が危うい事態にはならなさそうだ。


人気位置情報ゲームとしては、ほかにも『ポケモンGO』などが挙げられる。こちらについては、2017年に利用するマップデータをGoogle提供のものからOpenStreetMapに移行している。また、現在のゲーム内ライセンス表記にもGoogle Maps Platform ゲームサービスを利用している旨は確認できず、同サービス終了にまつわる告知もないため、影響はないと見られる。また、ゲームサービスはGoogle Maps Platformの一分野という立ち位置であり、サービス全体が終了するわけではない。

『ドラゴンクエストウォーク』の根幹をなすサービス終了は、ファンにとってはやや不安要素かもしれない。切り替えが無事進んだ場合でも、モンスターの配置などに影響が起きるかも気になる点だ。それほど位置に関するシステムは重要なのである。スムーズに移行されることに期待したい。また、本作共同開発元のコロプラは、モバイル向けゲーム『ユージェネ』についてもGoogle Maps Platform機能の利用を伝えていた。同サービスを利用しているほかの位置情報ゲームに影響が及ぶ可能性はありそうだ。





※ The English version of this article is available here

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