『バイオハザード ヴィレッジ』ドミトレスクの「帽子がひたすら巨大化する」Modが登場。歩くエリンギと化した貴婦人

 
Image Credit: Kallialee

バイオハザード ヴィレッジ』が発売されてから1週間以上が経ち、奇妙なModも出現しているようだ。同作は、武器やアイテムを駆使し惨状からの脱出を試みるサバイバルホラーゲームシリーズの最新作。5月11日には全世界での売上300万本を突破したことが発表されており、多くのユーザーが寒村での惨劇に挑んでいる。PlayStation 4/PlayStation 5やXbox One/Xbox Series X|Sといったコンソール向けに販売されているほか、同作はSteamにてPC向けにも展開。発売初日にはSteamでの同時接続数が10万人を突破し、Twitchでの総視聴者数は65万人を突破するなど大きな反響を獲得している。 

そんな『バイオハザード ヴィレッジ』だが、PC版を発売している以上、逃れられない宿命がある。それはMod職人による改変だ。もともと『バイオハザード』シリーズはMod文化が盛ん。『バイオハザード RE:2』『バイオハザード RE:3』ではキャラの顔がぐにゃぐにゃになるModなどが話題に。ネメシスやタイラントを「きかんしゃトーマス」に置き換えるModもよく知られる。そして『バイオハザード ヴィレッジ』も例外ではない。発売前のデモ版配信の時点で、ドミトレスク夫人を「顔だけ」トーマスに置きかえるModが出現していた(関連記事)。 

では、発売以降の『バイオハザード ヴィレッジ』にはどのようなModが誕生したのか。コンテンツクリエイターのkallialee氏は、やはりドミトレスクを“イジる”作品を生み出している。イーサンのもとへ迫りくる貴婦人。その長身から、居所の扉を通るときに腰を曲げてくぐる姿が印象的だ。しかし、以下の動画では、どこかその姿に違和感がある。刺さっているのだ。帽子のつばが、天井に。帽子を押さえる手も、つばを貫通してしまっている。何かの間違いだろうかと眺めていると、次のカットでは違和感が確信に変わる。明らかにドミトレスクの帽子が巨大化しているのだ。 
 

 
本Modは、ずばり「ドミトレスクを見るたびに帽子が巨大化するMod」。イーサンが夫人に背を向け、ふたたびドミトレスクの方を振り向くたびに、帽子のモデルがどんどん大きくなっていくのだ。動画では、早い段階ですっかり帽子が頭全体を覆ってしまっている。それでも巨大化はとどまることを知らない。チェイス中に廊下の曲がり角で様子をうかがっているときには、夫人本体が現れるより前に帽子のつばが見えてしまうため難易度が低下。やがて帽子は廊下の幅の3倍はあろうかというサイズにまで広がり、室内では激しめのめりこみ。中庭へ出るころには、帽子の下で10人くらいは雨宿りができそうなサイズになってしまっている。 

海外のModコミュニティNexus Modsでは、すでに70件以上の『バイオハザード ヴィレッジ』Modが投稿されている。Mod職人のオモチャになるのはドミトレスク夫人だけでなく、中には赤ちゃんのローズの顔をクリスと入れ替えてしまう恐怖の(?)Modも存在。逆にクリスの顔をローズのものと入れ替えるModも生まれている。シュールでコミカルな改変が多数制作されているのは、それだけ本作のゲームキャラが素材として魅力的であることの裏返しであるかもしれない。まだまだ本作のModコミュニティは勢いを増していきそうな見込みだ。 

『バイオハザード ヴィレッジ』はPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)向けに発売中だ。