PS4『Horizon Zero Dawn』期間限定無料配布スタート。「Play At Home」イニシアチブの一環として


ソニー・インタラクティブエンタテインメントは4月20日、「Play At Home」イニシアチブプログラムの一環として、PS4版『Horizon Zero Dawn Complete Edition』の無料配布を開始した。同プログラムは全PSNユーザーを対象としたものであり、ダウンロード・プレイするにあたってPS Plusに加入している必要はない。配布期間は5月15日正午までとなっている。


『Horizon Zero Dawn』は、SIEワールドワイド・スタジオのひとつであるGuerrillaが手がけ、2017年3月に発売されたオープンワールドゲームだ。物語の舞台となるのは、大厄災により人類の文明が崩壊した1000年後の未来の地球。栄えたテクノロジーは失われ、人類は原始的な狩猟生活へと後退。自然溢れる広大な大地は、動物の姿を模した機械獣が支配していた。プレイヤーはノラ族のひとりである女性ハンター「アーロイ」となり、文明崩壊に至った歴史の真相、そしてアーロイの出生の秘密を解き明かしていく。

本作は圧巻のグラフィックで描かれた自然豊かなオープンワールドにて、さまざまなクエストを攻略することでストーリーが進行していく。アーロイは狩りやサバイバル技術に長けており、弓・槍・スリングなどを駆使するハンティングアクションで冒険の旅路で出会う機械獣や野生動物を狩るのだ。


本作の魅力のひとつは、多様なスキルや最大4種の武器を使い分ける戦略的なバトルアクションだ。大地に生息する機械獣の体は部位ごとに分かれており、機械獣によって弱点となる部位が異なる。加えて火炎・冷気・電撃といった属性攻撃によって弱点を突くことも可能だ。それらの情報は、アーロイが装着している「フォーカス」と称する装置にてスキャンすることで得られる。事前に機械獣の弱点を探っておくことで、弱点部位に狙いを定めて矢を射ったり、弱点属性のトラップを仕掛けて敵が怯んだ隙に攻撃を畳みかけたりと、戦闘を優位に進められるだろう。

また、本作ならではの特徴的なシステムとなるのがオーバーライドだ。オーバーライドは機械獣のプログラムをハッキングし、書き換えることで一時的に味方につけるというもの。機械獣ごとに、機械獣同士を戦わせる、周囲をスキャンしてマップを解放する、機械獣に騎乗してフィールドを素早く移動するなど発動する効果が異なる。さまざまな機械獣をオーバーライドし、戦闘・探索をより快適に進めよう。

なお、今回無料配布が開始された「Complete Edition」にはDLC「凍てついた大地」が含まれる。「凍てついた大地」では、アーロイが山脈の北方にある過酷な極寒の地にて試練に挑む。バヌーク族にまつわる新たな物語が展開。スコーチャー・フロストクローといった新種の機械獣や新スキルが登場する、15時間相当の拡張コンテンツだ。本編を味わいつくしたもののDLCは未体験という方は、PS4/PS5向けに2021年後半発売見込みの続編『Horizon Forbidden West』に向けて予習しておくといいだろう。


「Play At Home」イニシアチブプログラムは、家にいることが強いられている人々が少しでも楽しめるようにという配慮のもとに展開されている、SIEによるプログラムだ。4月23日正午までは、『ABZÛ』『Enter the Gungeon』『サブノーティカ』を含むPS4向けタイトル9本も無料で入手できる(関連記事)。これらのゲームも忘れずにありがたくもらっておこう。

PS4版『Horizon Zero Dawn Complete Edition』は、5月15日正午まで無料配布中だ。