『アサシン クリード ヴァルハラ』アプデ追加の着替えシステムが議論を呼ぶ。課金へ繋がる仕様が論点か

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『アサシン クリード ヴァルハラ』の最新アップデート1.2.0にて追加された「トランスモグ(装備の見た目変更システム)」の仕様が、一部ユーザーから不評を買っているようだ。主な理由としては、「前作では無料で利用できたシステムが、今作では課金システムと繋がった」という点。この問題を報じたKotakuに対し、Ubisoftの担当者が回答。仕様について、「ゲーム内の経済バランスを保つため」と説明した。


Ubisoftは3月16日、『アサシン クリード ヴァルハラ』のアップデート1.2.0の配信を開始した。アップデートにより追加された要素「トランスモグ(装備の見た目を変更するシステム)」は、装備品の能力はそのままに、外見だけをほかの装備品の見た目に置き換えることができるというシステムだ。今作では、定住地の鍛冶屋で銀貨50枚を支払うことで利用できる。同システムは、前作『アサシン クリード オデッセイ』でも導入された。

トランスモグで装備品の見た目を変更しても、効果や能力が変わらない。そのため、戦闘スタイルを変えずに見た目が好みの装備品を使うことができる。プレイヤーのスキルに関わらず、主人公の見た目をカスタマイズして楽しむことができるのだ。「気軽さ」が利点であるともいえるシステムだが、『アサシン クリード ヴァルハラ』のトランスモグは、前作と比べると「気軽さ」がやや損なわれてしまった。


トランスモグは、『アサシン クリード オデッセイ』では、場所を問わず無料で利用できた。しかし、『アサシン クリード ヴァルハラ』では、場所を限定され、対価として銀貨を支払わなくてはならなくなった。支払いに使う銀貨は、ゲーム内で入手できるほか、有償ゲーム内通貨ヘリックス・クレジットによっても入手できる。

ヘリックス・クレジットは、購入する量にもよるが、1Hが約1〜1.3円ほど。銀貨のパックは、400枚入りのスモールパックが300H(300〜390円)、6000枚入りのラージパックが2000H(2000〜2600円)だ。ただし、トランスモグ1回分の50枚という量をゲーム内で集めるのは、難しくはない。課金をしなくても、トランスモグを楽しむことができるバランスだ。

それでも、「前作ではゲーム内のみで楽しめたシステムが、課金システムと繋がったこと」自体に不満の声があがっている。その上「わざわざ定住地にファストトラベルし、鍛冶屋に話しかけなければならない」という使い勝手の悪さも相まって、今作のトランスモグの評判が良くないようだ。Redditのスレッドなどで、そうしたユーザー意見が確認できる。


Ubisoftの『アサシン クリード ヴァルハラ』担当者は、今作のトランスモグの仕様について、「ゲーム内で銀貨の入手が難しくないこと」と「ゲーム内の経済バランスを保つため」という理由から決定したと、Kotakuにコメント。銀貨については、「ゲーム内でアイテムを売ったりミニゲームをすることなどで入手できる一般的な通貨」と述べ、「ローンチ後にコンテンツを追加していくにあたり、ゲーム内の経済バランスを保つ必要があります」と説明した。

「ローンチ後のコンテンツを追加していくため」という説明は、本作の以前のアップデートで「XPブースト」が販売開始された際(関連記事)などでも使われた表現。発売から時間が経ってから遊び始めるプレイヤーに向け、「素早く最新コンテンツに追いつく手段」として、時短アイテムを用意しているということのようであった。


今回の場合は、「ゲーム内の経済バランス」を理由にしていることから、「長時間遊んでいるプレイヤー」を対象に、余らせているかもしれない銀貨の使い道を用意した、とも取れる。しかし、銀貨が課金でも入手できるため、有償ゲーム内通貨購入への誘導を疑われ、一部ユーザーから反発を受けたかたちだ。いずれにせよ、課金システムに関わりのある新要素の追加において、これからも議論が起こることは避けられないだろう。

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