『Bloodstained: Ritual of the Night』無料アプデに「裏技」が仕込まれていた。クラシックモードがさらに難化

 

505 Gamesおよび五十嵐孝司氏は2月10日、『Bloodstained: Ritual of the Night』に仕込んでいた「裏技」を公開した。海外メディアIGNがこの裏技について報じており(もしくは同メディア向けに情報を独占提供)、それを機に公にしたのかもしれない。


『Bloodstained: Ritual of the Night』では今年に入って、無料アップデートによりクラシックモードが実装されていた。『Bloodstained: Ritual of the Night』の世界観やグラフィックはそのままに、ゲームプレイを1980年代ゲーム風に再構築。全5種類のステージが収録され、難易度は3種類から選択可能となる。プレイヤーはモンスターや中ボスを倒しながら、最後に待ち受けるジーベルに挑むのだ。主人公のミリアムはムチをメイン武器にし、ポーションを消費して聖水などのサブ武器も使用できる。また、ジャンプを中心にキャラの挙動など大幅変更。クラシックでクセのあるものになっており、本編とはまた異なる懐かしい手触りとなっている。


今回公開された裏技は、そのクラシックモードを「1986モード」にするというもの。クラシックモードのタイトル画面にて、↑↑↓↓←→←→XB(Xboxコントローラーの場合)を押すと、1986モードが有効になる。いわゆるコナミコマンドだ。ゲームデータに1986マークがつき、ミリアムの見た目が赤く変化するので、モードが変更されたかどうかははっきりわかる。IGNによると、1986モードの特徴は以下のとおりとなっている。一部IGN JAPANの訳も拝借。

・二段ジャンプ禁止
・バックステップ禁止
・スライディング禁止
・空中での操作制限
・階段から降りることが不可に
・ジャンプに階段に乗ることが不可に
・鞭が伸びなくなる
・鞭のアニメーション中に立ったりしゃがんだりできなくなる

つまり1986モードは、クラシックモードに厳しい制限を課す“セルフ縛り”なわけだ。バックステップやスライディングに空中制御制限など、クラシックモードの重要テクニックが軒並み禁じられるなかなかハードなモードだ。サブ武器などはかろうじて使用できるが、よほど腕に自信がなければ苦戦を強いられるだろう。なお1986モードを楽しむには、新たなセーブデータにてクラシックモードでゲームを開始する必要があるので注意。


1986年といえば、初代『悪魔城ドラキュラ』がファミリーコンピュータ ディスクシステムにて発売された年。1986モードのゲームシステムやステージ構造に、同作のリスペクトがあるのだろう。『悪魔城ドラキュラ』に携わってきた五十嵐孝司氏らしいアプローチだ。最新技術にて懐かしのゲームプレイを楽しめる、貴重なゲーム体験になっている。

『Bloodstained: Ritual of the Night』は、PC/PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けに発売中。いずれのプラットフォームでも1986モードは楽しめる。またNetEase GamesよりiOS/Android向けのモバイル版も配信されている。