『Auto Chess』PS4版が10月31日リリースへ。「Dota Auto Chess」を手がけた本家スタジオによるオートチェス

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中国のゲーム開発スタジオDrodo Studioは8月7日、『Auto Chess』PlayStation 4版を10月31日にリリースすると発表した。同作は、Epic Gamesストア(PC)/iOS/Andoird向けに基本プレイ無料で配信中であり、10月31日からはPlayStation 4でもプレイ可能となる。

『Auto Chess』は、2019年に流行した『Dota 2』のMod「Dota Auto Chess」の開発チームが、スタンドアローン版として制作していた対戦ゲームである。盤上に並べた駒が、ラウンドごとにランダムな対戦相手と自動的に戦闘を展開。自分の盤面で負けた場合、生き残った相手のユニットに応じたダメージをプレイヤーが負い、ユニットの購入や配置の変更を挟んで、次のラウンドに進む。ラウンドを繰り返し、8人の中で最後まで生き残れば勝利となる。

ユニットには、ゴブリン/ドラゴン/メカといった種族と、ハンター/ナイト/アサシンといったクラス、ユニットごとのステータスとスキルが設定されている。クラス/種族は、盤上に配置されたクラス/種族の駒の数に応じてバフ/デバフが発生するもの。強力な行動阻害効果を持ったユニットや、長時間生存させたいダメージディーラーなどのユニットごとの特性を考慮。戦闘がオートであるが故の配置の重要性もあるため、盤上のどこに何を配置するか考えるだけでも悩ましい。


また、同じユニットを3体集めると合体し、ユニットのレベルが星2に上昇し、大幅に強化される。さらに星2のユニットを3体集めるとより強力な星3となり、駒の配置数に限りのあるこのジャンルにおいて、星3ユニットの作成はひとつの鍵となる。ユニットは、ラウンドごとに得られるリソースを使い、ランダムに提示された候補の中から購入するのだが、同じユニットを意図的に集める場合には、リソースを使って購入対象をリロールしていく。しかし、駒の数には限りもあり、リロールを重ねたからといってほしいユニットが提示されるとは限らない。

リソースには、プレイヤーの経験値を購入して、配置枠やユニットの出現率に関わるレベルを上げる用途などもあり、いつどのようにしてリソースを使うのかが重要になってくる。運と戦略、選択のジレンマが、本作の魅力と言えるだろう。ゲームモードとしては、ランクマッチ/カジュアルモード/ファンタジーモード/クイックモードを搭載。デフォルメ強めのキャラクターデザインが採用されており、プレイヤーの見た目を変更するアバターなどが課金要素として用意されている。


『Dota 2』のMod「Dota Auto Chess」として登場した後、『リーグ・オブ・レジェンド』の「チームファイト タクティクス」、『Hearthstone』の「バトルグラウンド」、Valveによるスタンドアローン版「Dota Underlords」など、「Dota Auto Chess」をベースとした作品が多数リリース。そんなジャンルの礎を生み出したスタジオによる作品が『Auto Chess』であるわけだ。

Auto Chess』PlayStation 4版は、10月31日配信開始予定。Epic Gamesストア/iOS/Android向けには配信中だ。

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