おじいさんと犬のふたり旅ゲーム『Forever Ago』発表、2021年発売へ。カメラを片手に美しい景色をゆく


ドイツのデベロッパーThird Shiftは本日、おじいさんと犬のロードトリップ・アドベンチャーゲーム『Forever Ago』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。日本語に対応し、2021年の発売を予定している。

『Forever Ago』は、ロードトリップでさまざまな土地を巡るアドベンチャーゲーム。主人公のアルフレッドが、青いスカーフを巻いた犬とともにふたり旅をする物語だ。旅を通して、破れた夢・喪失感・後悔といった苦い思いや、勇気・希望・真の友情といったポジティブな思いや絆を描く、感情揺さぶるストーリーが語られるという。


主人公のアルフレッドと犬は、旅の中でさまざまな土地を訪れ、美しい景色を楽しみ、その場所に住む人々と出会う。穏やかな森林に囲まれた湖でボート遊びし、人気のない荒野でたき火をたいて流れ星を見上げ、朽ちた船が座礁するビーチを歩く。そして、町のお店やバーでは、その土地に暮らす人と交流する。旅路は常に平穏とは限らず、時には、雪山で吹雪に襲われたり、雷雨の森林の中で彷徨うこともあるようだ。

探索を進める中で、調べたり使ったりできるオブジェクトや、ちょっとしたパズル要素があるとのこと。それらを通じて、周りの環境やその場所に住む住人たちのことを知ることができるという。また、アルフレッドが持ち歩いている古いインスタントカメラを使い、写真を撮影することも可能だ。

トレイラーでは、アルフレッドがミルトンという名前の店員を撮影するシーンや、ミルトンがその写真を使って店舗の飾り付けを変えるシーンが見受けられた。インスタントカメラの用途として、旅の記録として写真撮影するだけでなく、人との交流にも使うことがありそうだ。

旅先で出会うさまざまな人たちには、それぞれのストーリー、信条、苦しみや困難があるようだ。多様なキャラクターたちと触れ合い、打ち解けていくことは、本作の重要な要素のひとつとなるかもしれない。


魅力的なキャラクターたちを演じるのは、『Valiant Hearts: The Great War』のナレーターを努めたDave Pettitt氏、『League of Legends』エズリアル役のDaniel Amerman氏、そして『Firewatch』でデリラを演じたCissy Jones氏。音楽は、『Slay the Spire』でコンポーザーを努めたClark Aboud氏が担当する。

デベロッパーのThird Shiftは2019年に立ち上げられたスタジオ。親友同士の開発者Kai Brueckers氏とFabian Denter氏によって設立された。Third Shiftは「ストーリーに重きを置いた作品」を作るインディースタジオとして発足し、本作がデビュー作となる。


『Forever Ago』は、2021年にPC(Steam)にて発売。日本語に対応する予定だ。