写真撮影シミュレーター『ウムランギジェネレーション』Steamにて配信開始。破滅の迫るニュージーランドで、瞬間を切り取る

弊社アクティブゲーミングメディアのゲームブランドPLAYISMおよびORIGAME DIGITALは5月20日、『ウムランギジェネレーション(Umurangi Generation)』を配信開始した。

弊社アクティブゲーミングメディアのゲームブランドPLAYISMおよびORIGAME DIGITALは5月20日、『ウムランギジェネレーション(Umurangi Generation)』を配信開始した。対応プラットフォームはSteamで、価格は1520円。日本語にも対応している。

『ウムランギジェネレーション』は、カメラを片手に世界を切り取る、近未来写真撮影ゲームだ。舞台は、ニュージーランド北東の街タウランガ。現実では海辺のリゾート地でもあるタウランガは、近未来では何らかの事情により物々しいバリケードで周囲から街が封鎖されており、危機的状況にあると伺える。主人公は、タウランガ運輸の配達人として撮った写真を配達し、仲間と共に過ごしてきた人物。プレイヤーは危機が迫るタウランガにて、配達人として過ごしながら、さまざまな情景をレンズに収めて報酬を稼いでいく。


周囲に張り巡らされた無機質な壁、静かにたたずむマウンガヌイ山、気だるそうな表情で中空を睨む男、ペンギン、終末を連想させる赤い海と燃える空。カメラを手にファインダーを見ると、破滅の迫った街にはエモーショナルな被写体が並んでいる。撮影対象を決めたら、レンズを覗いてピントを合わせ、シャッターを降ろそう。写真が撮れたら色と被写体と構図、3点の基準に応じて値段が決定。ステージごとにフォトバウンティというミッションが設定されており、撮った写真が被写体やレンズなどの条件を満たしているとミッション達成。特定のフォトバウンティを達成し、写真撮影を完了するとステージクリアになる。ゲームを進めていくと、なぜ撮影禁止のものがあるのかといった、世界の状況も明らかになっていくという。

それぞれの距離にあったレンズや魚眼レンズなど複数のレンズ、手動/自動で調整できるフォーカス機能、撮影後にコントラストや写真にフィルターがかけられる現像機能などが搭載されており、特別なフォトバウンティを達成すると、新しい機能が解放されるそうだ。『デス・ストランディング』や『仁王2』を含め、アップデートにより「フォトモード」が実装される作品が増えているが、本作はフォトモードをゲームの中心に据えたもの。写真撮影にミッションや評価システムを加え、ローポリゴンなグラフィックで描かれた世界が味わえる作品になっている。なお、撮影してはいけないものを除いて、ただの壁やピンぼけの写真など、よくわからない写真でも値段がつくので、撮影技術によらず誰でも安心してプレイできる。

本作を開発したのは、 horrible game designerを自称するVeselekov氏。また、BGMは作曲家のAdolf Nomura氏が担当しており、本作のサウンドトラックがDLCとして販売されているほか、bandcampや各種配信サービスでも同氏の楽曲が配信されている。ゲームエンジンにはUnityが採用されている。『ウムランギジェネレーション』は、Steamにて1520円で配信中。ストアページ上には、デモ版も公開されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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