異形のソビエトFPS『Atomic Heart』の新映像が公開。一方、リリースへの不安から開発スタジオに突撃する人物も

ロシアのインディースタジオMundfishは2月6日、現在開発中のアドベンチャーFPS 『Atomic Heart』の最新映像を公開した。IGNを通じてお披露目された今回の映像には、ゲーム内に登場するクリーチャーやゲームプレイの一部が収められており、本作における奇抜な世界観の一端を味わえる内容となっている。

『Atomic Heart』は、ソビエト連邦をモチーフとした架空世界で生き延びるアドベンチャーFPSだ。主人公はロシアのスパイ「P-3」。最高機密施設「3826」からの連絡が突如として途絶えた。派遣の要請を受け、原因の調査に向かうP-3。そこで目にしたのは、機械生命体の暴走だった。

狂ったロボットたちの支配により、今や混沌の地となった3826。ここではかつて、死人とマッドサイエンティストにまつわる噂が流れていた。それらは、今回の忌まわしき事態と何か関係があるのだろうか。真相を突き止めるべくP-3ならびにプレイヤーは、謎多き機密施設の奥へと進んでいくこととなる。

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今回のトレイラーには、施設内およびその周辺でうごめく敵たちの姿が映し出されており、いずれもその奇妙な造形が目を引く。空を舞う蛇のような機械や丸ノコを頭部に装着したマシンなど、何とも形容しがたい見た目をしている。また手を広げて歓迎のポーズをとるオートマタのような存在も確認でき、種々さまざまな生命体が登場するようだ。

ゲームプレイ部分については、ハンマーや銃を用いて敵に攻撃するシーンが収められている。また、主人公の手のひらから触手のようなコードが伸びている場面も。こうした特殊能力の駆使も、謎解きや戦闘で求められるのだろう。エリアの景観についても実に多彩であり、緑が映える山地や地下トンネル、水が浮かぶ部屋などが確認できる。今回のトレイラーは約50秒間と短いものの、本作の魅力を凝縮させた内容になっていると言えるだろう。

今回新たな映像が公開された『Atomic Heart』であるが、一方で2017年の発表以降、開発進捗の報告など、現在に至るまでリリースに向けた動きが少ない点には不安が残る。これまで何度かティザー映像やデモプレイ動画などは公開されているものの、発表から3年が経過したことを踏まえると、情報が少ない状態。くわえて、もともとは2019年内の発売が予定されていた本作だが、ひっそりとSteamページのリリース日がTBA(未定)に変更されている。果たして本作は、無事にリリースされるのだろうか。

実は、こうした懸念を払拭するべく立ち上がったYouTuberが現れている。ロシアのゲームメディア4gameに所属するAlexey Makarenkov氏は、『Atomic Heart』の開発状況を確認するためになんと、開発元であるMundfishのスタジオにまで足を運んだようだ。そしてMakarenkov氏は、実際に『Atomic Heart』を4時間ほどプレイしたという。そう語る動画は40分越えの長さとなっており、氏のプレビューとともにゲーム序盤のプレイを見ることができる。プレイ中にはサイコキネシスを発動するなど、今回のトレイラーでは見られない要素も。そのほか独自のシステムについても言及しており、Makarenkov氏はがっつりとプレイした模様。ただしこれらはあくまで開発段階での要素であり、製品版への実装を保証するものではないとも氏は述べている。

結果的に『Atomic Heart』は現在も鋭意開発中であることが判明。決して制作が止まっているわけではなかったようだ。さらに今回、新たなトレイラーが公開されたことも踏まえると、リリースまでの距離は着実に縮まってきているのだろう。世界観やデザインのオリジナリティが際立つ作品だけにリリースが待ち遠しいが、今は続報が発表される日を待っておこう。

『Atomic Heart』はPC(Steam)/PS4/Xbox One向けに発売予定。本作は公式サイトからの予約も可能となっている。

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