コズミックホラー全方位STG『Tesla Force: United Scientists Army』発表。ニコラ・テスラやラヴクラフトとなり異形のモンスターの群れに立ち向かう


フィンランドのインディースタジオ10tonsは10月10日、トップダウンシューター『Tesla Force: United Scientists Army』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2020年2月21日発売予定。価格は16.99ドルとのことなので、1800円程度になるだろう。

10tonsは、『Neon Chrome』や『Crimsonland』など見下ろし型視点のツインスティック・シューティングゲーム、いわゆるトップダウンシューターや全方位シューターと呼ばれる作品を数多く手がけており、本作『Tesla Force: United Scientists Army』は、2018年に発売した『Tesla vs Lovecraft』のスピンオフとも言える作品だ。同作は、ホラー作家H.P.ラヴクラフトが召喚した異形のモンスターに対し、発明家ニコラ・テスラとなって科学の力を駆使したさまざまな武器で戦うという作品だった(関連記事)。Steamにて「非常に好評」と高く評価された同作のファンからの、もっと多くのプレイヤーキャラクターやエンドレスモードが欲しいとの声を受けて本作の開発を始めたという。

『Tesla Force: United Scientists Army』では、引き続きコズミックホラーの世界観を採用。プレイアブルキャラクターには、ニコラ・テスラに加えてH.P.ラヴクラフト、Curie、Shelleyの4人が登場する。Curieのモデルは物理学者のマリ・キュリー、いわゆるキュリー夫人だろうか。Shelleyについては、「フランケンシュタイン」で知られる小説家メアリー・シェリーではないかと推測するファンもみられるが、公式にはまだ明かされていない。

プレイヤーは汚染された世界を舞台に、地図を開き目的地を自由に決めて各ステージでのバトルをこなしていく。本作では、リプレイ性を高めるためローグライト要素を導入しており、どのようなタイプのステージが地図に配置されるのかやステージそのものの構成は、自動生成によりプレイするたびにランダムに生み出されるという。おそらく、死ぬとすべてを失い最初からやり直しとなるのだろう。

ステージでは、四方八方から大量のモンスターの群れがプレイヤーを襲う。これに対し、ニコラ・テスラの発明品であろう武器やガジェットの数々を駆使し、またパワーアップを獲得しながら立ち向かうのだ。『Tesla vs Lovecraft』に登場した、強力な火力を持つメックスーツも利用できるようである。プレイヤーキャラクターごとの違いについては現時点では不明だが、同作のようにPerkをアンロックできる要素があるとのことなので、こちらで個性が表現されるのかもしれない。Perkの組み合わせによって、プレイスタイルに合わせたカスタマイズも可能となる。

なお、『Tesla Force: United Scientists Army』はPC以外にも、現行・次世代コンソールやモバイル向けのリリースも計画しており、こちらの発売日は今後発表するとのことだ。