宇宙で「破壊」と「建設」に勤しむMMO『Starbase』PC向けに発表。2019年内にSteamで早期アクセス販売へ
フィンランドのインディースタジオFrozenbyteは5月28日、SF MMOゲーム『Starbase』を発表した。プラットフォームはPC(Steam)で、2019年内に早期アクセス販売を開始する。
『Starbase』は宇宙を舞台にするMMOで、対応プレイヤー数については100人まではテスト済みだが、まだ限界まで試していないため未定とのこと。各プレイヤーはロボットのキャラクターとなり、任意の勢力に参加する。そして広大な宇宙を探索し、小惑星などでの採掘により資源を収集。宇宙船や宇宙ステーションを建設したり、クラフトや交易、そして敵対勢力との戦闘をほかのプレイヤーと協力して楽しめる。
大きな特徴として挙げられるのは、破壊可能な環境だろう。ゲーム内で目にするすべてのオブジェクトは破壊でき、また建築物においてはツールや武器を使用することでパーツごとに取り外すことも可能だという。上に掲載した映像でも象徴的に映し出されており、壁に穴を開けたり、あるいはヒンジを撃ち抜いて敵の宇宙船のハッチを取り外し、船内に侵入するシーンも見られる。破壊された宇宙船や宇宙ステーションは、オブジェクト単位で修復することも可能だが、そのまま放棄されれば、いずれほかのプレイヤーが資源として回収していくだろう。
本作の建設要素においては、もっとも小さなパーツではボルト1本から用意されており、宇宙船を作ろうと思うと少なくとも数千個のパーツを使用することになるという。また独自の物理シミュレーションが導入されており、たとえば不相応に高出力なスラスターを装備した宇宙船を作ると、飛行中に崩壊してしまうため、バランスよく設計しなければならない。そのほか、パーツは腐食することもあるそうで、定期的なメンテナンスが求められそうだ。
2019年内に予定されているSteamでの早期アクセスでは、とある惑星の軌道上にある巨大な宇宙ステーションからプレイを開始する。獲得した資源を売買してお金を稼ぎ、宇宙船を購入したり改造したり。そして軌道上での活動を続ける中で、その惑星の月へと活動範囲を広げ、やがてほかの惑星や、遠く離れた星系へと進出していくことになるという。