『DigDigMine』PC向けに配信開始。シンプルながら緊張感のあるエンドレスパズルアクション

 

個人開発者の緑茶みち氏は4月23日、『DigDigMine』をBOOTHにて配信開始した。価格は200円。対応プラットフォームはWindowsのみとなっている。

https://twitter.com/ryokuchamichi/status/1120641851956977664

『DigDigMine』は、レトロなグラフィックとサウンドが特徴的な、シンプルなアクションゲーム。ゲームが始まると、プレイヤーはとにかく右へ右へと掘り進んでいく。何故右へ掘り進むのか、あるいはその先に何があるのか、作中では一切触れられていないが、主人公のマイを操作し、とにかくブロックを壊し奥へとひたすら突き進むのが本作の目的だ。ブロックは一つ一つ破壊するのではなく、一箇所を壊せば、隣接した同じ柄のブロックは同時に破壊される。!マークのある箇所には、爆弾か「プロペラボンバー」というマイを追いかけてくる敵、食べ物のどれかが隠されている。爆弾か「プロペラボンバー」が出てしまった場合には、どちらも数秒後には放射状の範囲で爆発を起こし、範囲内にいるとマイのライフが減ってしまう。ライフは初期段階で3つ。全て失うとゲームオーバーになってしまうので、爆発する前に遮蔽物の影か、低確率で出現するシェルターに隠れる必要があるというわけだ。

!マークを回避しながら進めば爆発に怯えることはないが、そうはいかない。本作にはライフ以外にもう一つリソースがあり、マイは燃費が悪いのか常にお腹を減らしていく。この空腹ゲージが0になるとライフが減ってしまうので、状況を見極めながら!マークのブロックと向き合わなければならないようになっている。空腹ゲージの減りはゲーム開始時点ではゆっくりだが、奥へと掘り進んでいくほどにカロリー消費からかゲージの減りが加速していき、途中からは忙しくブロックを破壊し続けることに。シンプルなゲーム性ながら、爆弾の対処に伴う緊張感と向き合いつつ、奥へと進んでいくのが難しくも楽しい作品となっている。また、100M進むごとにブロックの模様と、グラフィック同様にレトロゲームライクなBGMが一変し、プレイヤーを飽きさせないような工夫がなされている。ちなみに、全部で8種類のステージが用意されているようだ。買いやすい価格設定となっているので、グラフィックが気になった方や、シンプルなゲームが好きなプレイヤーは、まずは試してみてはどうだろうか。


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。