ゆるふわを捧げよ、超高難易度2Dアクション『ゆるふわソウル2』がエイプリルフールを記念し無料公開


同人ゲームサークル「ですのや☆」は4月1日、『ゆるふわソウル2』を公式サイトにて公開した。ジャンルはゆるふわアクション、対応機種はWindows。価格は無料(魂)で、公式サイト上からダウンロード可能となっている。ゆるふわアクションと称されているものの、公式サイトやタイトル画面は『ダークソウル』シリーズをリスペクトしたデザインで、ゆるふわでない何かを思わせる。

本作はエイプリルフールネタとして公開された2Dアクションゲームである。プレイヤーはとばりという名の女の子を操作し、画面外への落下や罠を回避。時折画面下部に表示される会話を楽しみ、可愛らしいグラフィックの敵キャラクターを打ち倒しながら、ステージの奥へと進んでいく。また、とばりは特定の敵キャラクターを杖で叩くことにより魔法が獲得可能で、魔法を唱えることで雷や炎を操ることができるようになる。ここまでの紹介では、さながら普通のアクションゲームのように思えるものの、エイプリルフール作品らしく本作は全く普通ではない。

中間セーブという名の詰みポイント

『ゆるふわソウル2』の特徴は、高難易度にある。トゲ、ファンシーな敵、落下。ステージ上のいたるところに用意されたトラップはとばりを一撃で葬り、ゲームを終了すれば最初からスタートする。999あるとばりの残機は、またたく間に減っていくだろう。難所を抜けても休んでいる暇はなく、序盤から非常に難易度が高い。公式サイトに、即死する緊張感や、新たなステージを打開したときの達成感を味わうことができる鬼畜アクションと記されているとおり、アクションゲームが得意なプレイヤーか、命知らずなプレイヤー向けのゲームとなっているようだ。
【UPDATE 2019/4/7 15:00】
中間地点についての記述を修正しました。

なお、プレイ中メニューを開くとEnjoyModeという項目が確認できる。これをオンにすることで難易度が下がる仕組み。難易度が下がるといっても、元が難しいだけに、決して容易になったわけではなく、まだまだ遊びがいがある。アクションゲームが特別得意でないプレイヤーや、早々に心を挫かれたプレイヤーは素直にこちらを使ってしまうのもよいだろう。

『ゆるふわソウル2』の名が示すとおり、本作には前作に相当する『ゆるふわソウル1』が存在する。こちらは2014年のエイプリルフールに無料公開された作品。プレイヤーを殺しにかかってくるのは『ゆるふわソウル2』と同様だ。

本作を開発した同人ゲームサークル「ですのや☆」は、過去に『不思議な月の夜のとばり』や『罠の騎士 銀閃の姫』などをリリースしている。一部のタイトルはSteamでも購入可能。同サークルの最新作であり『ゆるふわソウル2』の改造元にもなっている『不思議な夢の海のとばり』を含め、多くの作品はBOOTHのサークルページにて公開中。こちらの作品は、あくまで常識的な難易度のゲームになっているので安心してほしい。本作を通じて同サークルに興味を持った方は、そちらに手を伸ばしてみてはいかがだろうか。