『ディビジョン2』に続き、Ubisoftの新作『Anno 1800』もEpic Gamesストアで販売へ。Steamでの予約受付は発売当日まで継続

Ubisoftは3月29日、同社の新作シミュレーションゲーム『Anno 1800(アノ1800)』のPCダウンロード版を、Epic Gamesストアと自社プラットフォームであるUbisoft Storeでのみ発売することを発表。すでにSteamでの予約販売が開始されているが、本作の発売日である4月16日をもってSteamでの販売は中止される。

Steamで予約済みのユーザーに対しては、Steamを通してゲーム本編および将来的なアップデート、DLCの提供が継続される。また本作のマルチプレイ要素に関しては、配信プラットフォームを問わずUplayを使用するため、SteamユーザーはUbisoft StoreおよびEpic Gamesストアで購入したユーザーと一緒にプレイ可能。また、ほかの『Anno』シリーズ作品についてはSteamでの販売が継続される見通しとのことだ。

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今年に入ってからは、Ubisoftの『ディビジョン2』がSteamでの販売を中止し、Ubisoft StoreとEpic Gamesストアでのみ配信するよう方針を変更している。当時Ubisoftは、今後も複数の自社タイトルについてEpic Gamesストアと提携すると伝えており、その言葉どおり、新作『Anno 1800』についても、Steamでは販売せず、Ubisoft StoreとEpic Gamesストアのみでの配信となった。

『ディビジョン2』の配信先変更がアナウンスされたのは、発売日の2か月以上前。一方、『Anno 1800』は4月16日の発売日まで約2週間という、直前になっての配信先変更となった。このように、発売日までわずか2週間というタイミングで配信先変更がアナウンスされた例としては、Epic Gamesストア時限独占販売となったPC版『メトロ エクソダス』が挙げられる。こちらは急な変更であったこともあり、ユーザーから反発を受けた。Epic Gamesストアを率いるSteve Allison氏はのちに、『メトロ エクソダス』のような形でのストア変更は「二度とやりたくない」とコメントし、もっと決断や動きを早めるべきであったと振り返っている(関連記事)。

『メトロ エクソダス』

『メトロ エクソダス』は配信先の変更がアナウンスされると同時に、Steamストアでの予約受け付けが中止された。一方、『Anno 1800』は発売日までSteamストアでの予約受け付けが継続される。『メトロ エクソダス』の一件から学んだ、Steamユーザー向けのせめてもの配慮なのだろう。

今年に入りEpic Gamesストア時限独占タイトルが続々と発表されており、先述した『メトロ エクソダス』のほか、Devolver Digitalがパブリッシュする新作アドベンチャー『Observation』、Remedyの新作『Control』、Obsidian Entertainmentの『The Outer Worlds』、ラヴクラフト作品から影響を受けたアクション・アドベンチャー『The Sinking City』といった注目作品がSteamから離れていった。そうした流れもあって、Bethesda Softworksのように、自社タイトルはEpic Gamesストア独占にはならないと、わざわざ告知するケースも出てきている。

注目のPCタイトルがSteamから去っていく中、ValveはGDC 2019にてSteamのUI刷新や新機能の追加を発表。所有しているゲームの最新情報やSteamフレンドのプレイ状況を追いやすくし、Steamでゲームを購入・集約するメリットを増やす狙いが垣間見られた(関連記事)。ユーザー向けの機能提供という点では、現時点でSteamが勝っている部分。こうした施策を含め、これからValveがどう攻めてくるのか、注目されるところである。

国内では「創世記」としても知られるシリーズの最新作『Anno 1800』は、産業革命期のヨーロッパから南アフリカまで全世界を舞台に、都市開発、物流や資産の管理、外交、戦争、災害対策など、さまざまな側面から世界を作り上げていくPC向けのシミュレーションゲーム。4月12日から4月14日にかけてUplayおよびEpic Gamesストアを通じたオープンベータテストが実施されたのち、4月16日に発売される予定だ。

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