『Twin Mirror』ティザー映像公開。田舎町で事件に巻き込まれた男が、精神世界に潜り推理・捜査を進めるサイコロジカル・スリラー

 

バンダイナムコエンターテインメントは821日、「gamescom 2018」の開催に合わせて『Twin Mirror』のティザー映像を公開した。また公式ブログでは、本作の特徴的な機能である「Mind Palace」と「Double」が紹介されている

Twin Mirror』は、『Life is Strange』『Vampyr』といったナラティブ性の強い作品群で知られるDontnod Entertainmentが開発中のサイコロジカルスリラー・アドベンチャーゲーム。海外向けにPlayStation 4/Xbox One/PCでの2019年リリースが予定されている。

https://www.youtube.com/watch?v=2A2rnXj5tQs

本作の主人公は、ジャーナリストとして活動しているSam Higgs。旧友の葬式に参列するため、米国ウェストバージニア州にある故郷Basswood Countyに数年ぶりに帰ってきたサム。憂鬱な気分に包まれる中、モーテルの一室で目覚めるた彼は、浴室に血まみれのシャツが置かれていることに気づく。しかも昨晩の思い出は何も残っていない。彼は真実を見つけ出すため、危険と隣り合わせの捜査を始める。

サムは長年の訓練により、自らの精神世界「Mind Palace」へと自由自在に潜り込める特殊な能力を有している。普通の人であれば見過ごしてしまうか、忘れてしまうような些細な手がかりであっても、サムの目にかかれば見逃さずに済む。「Mind Palace」では、現実世界で発見した証拠品や事件解決の糸口をもとに過去の記憶を再構築したり、起こり得たシナリオを再現してみることができる。時には、忘れ去られた過去の辛い出来事まで掘り起こすことになるかもしれない。なお、この能力は訓練を積むことで少しずつ強化されていくとのこと。

サムのもうひとつの特徴である「Double」はいわば心の声。作中では、おしゃれで皮肉屋な、もう一人のサムが語りかけてくるという。その声がサムの手助けをしてくれるのか、はたまた邪魔をしてくるのかは現時点では定かでない。そもそも内なる声が存在することの意味については、ゲームを進めていくうちに理解できるようになっていくとのこと。本作のシニア・プロデューサーであるFabrice Cambounet氏はこの2つの機能について、「私たちが語ろうとしている物語と強く繋がっている」と語っていることから、ストーリーとゲームプレイが相互に作用するようなナラティブ体験が期待できそうだ。

Twin Mirror』の対応プラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox One。エピソード形式で3パートに分割配信される予定で、パート1Lost on Arrival」は2019年早期に海外配信予定となっている。以下は今年6月に公開された、本作のアナウンス・トレイラーである。

https://youtu.be/KovDDJHpXY4