人気ARPG『Torchlight』シリーズ最新作『Torchlight Frontiers』がPC/PS4/Xbox One向けに発表。マルチプレイ対応作品に


パブリッシャーのPerfect World Entertainmentは8月9日、傘下スタジオのEchtra Gamesが手がける『Torchlight Frontiers』を、PCおよび海外PlayStation 4/Xbox One向けに発表した。発売時期は未発表。本作は、人気アクションRPG『Torchlight』シリーズの最新作だ。

これまでに2作発売された『Torchlight』シリーズは、Blizzard Northにて『Diablo』シリーズを手がけたスタッフが設立したRunic Gamesによって開発されたハック&スラッシュゲームだ。プレイヤーは複数あるクラスからヒーローを選択し、プレイするたびにランダム生成されるダンジョンを探索。そして、さまざまなモンスターとバトルを繰り広げ、クエストをこなして膨大に用意された戦利品の獲得を目指す。ヒーローはレベルアップ時に得られるポイントをスキルに割り振ることで自分好みに成長させることができ、またさまざまな動物のペットをお供にすることも可能だ。

今回発表された『Torchlight Frontiers』の詳細はまだ明かされていないが、本作では『Torchlight』シリーズならではのユニークさを保ったまま、シェアード・ワールド作品へと発展させるという。動的に生成される生きた世界にて、プレイヤーはフレンドやペットたちと共に、失われた文明の古代遺跡やダンジョンを冒険し、戦利品を求めて危険なモンスターと戦う。開発元Echtra GamesのCEO Max Schaefer氏は発表にて、シェアード・ワールドは『Torchlight』シリーズの開発において、ずっと目標にしていたことだったと語っている。

シリーズの前作までを手がけたRunic Gamesは、昨年11月に親会社であるPerfect Worldによって閉鎖されてしまったが、同スタジオを率いていたのがMax Schaefer氏だった。当時Perfect Worldは、サービスとして運営するオンラインゲームに注力するという同社の戦略の一環であると同スタジオの閉鎖の理由を説明すると同時に、『Torchlight』シリーズの継続も表明していた(関連記事)。Schaefer氏のプロフィールによると、Echtra Gamesは2016年にすでに設立されていたため、『Torchlight』シリーズの開発はRunic Gamesが閉鎖されるよりも前に新スタジオへと引き継がれていたのかもしれない。Perfect Worldの方針に沿えば、新作『Torchlight Frontiers』はオンラインゲームとして長く運営することを目指しているのだろう。本作は今月21日からドイツで開催されるGamescomや、続く31日からアメリカで開催されるPAX Westにプレイアブル出展されるとのこと。そこで本作のさらなる詳細が明かされる。