『PUBG』のクローンタイトル『Rules Of Survival』が突如Steamストアから削除。理由は不明で、2日経っても復活せず


中国のゲーム会社NetEaseがSteamで販売中の『Rules Of Survival』が、6月13日未明未明Steamストアから削除された。『Rules Of Survival』の公式サイトフォーラムやSteamフォーラムにて、「ストアページが消えて購入できない」という声が相次いでいる。

この報告を受けた開発スタッフが、13日朝に調査中であることを告知した後、同日夜に「Steamストアから削除されており、新規プレイヤーが参加できない状況です」「既存プレイヤーはなにひとつ不自由なくゲームを遊ぶことができます」と事実整理をし、できるだけ早く復帰するように務めていると謝罪。しかし6月15日18時現在もSteamストアから『Rules Of Survival』は消えたまま。新規プレイヤーは遊ぶことができないという状況が続いている。なお、iOS/Android向けに配信されている『Rules Of Survival』は問題なくダウンロードすることが可能で、Steamに限定した問題のようだ。

https://www.youtube.com/watch?v=ll-7KUJpxdA

*モバイル版トレイラー

『Rules Of Survival』はNetEaseが開発・販売するバトルロイヤルゲームだ。最大300人のプレイヤーが、生き残りをかけて戦う。パラシュートにて戦場にて降り立ち、円形に縮小する競技エリアに留まりながら、最後のひとりになるのを目指して戦う。本作は、4月頭に『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)』開発元から著作権侵害で訴えられているように『PUBG』のクローンタイトルとしばしば揶揄される(関連記事)。

Steamでは、『PUBG』の定価3300円をなぞらえてか、300円にて販売されている(iOS/Android版は基本プレイ無料)。中国の会社ということで同国のユーザーが集まりやすいようで、『Rules Of Survival』は直近のピーク数は6500人と『H1Z1』を上回る人気を博している(SteamCharts)。それほどのタイトルが急にストアページから姿を消したことに、プレイヤーたちは混乱しているようだ。

気になるのは、開発スタッフがなぜゲームがストアから消えたのかという理由に口を答えていない点。「意図したものではないです」「ご不便をおかします」「できるだけ早く復旧させるよう取り組んでいます」と繰り返すのみ。理由については一切ふれていない。あまりのチーターの多さにValveのアンチチートシステムのVACを6月頭に導入しており、これがトラブルにつながっているのではないかとの説もある。SteamDBではタグを変えたりパッケージ情報を変えるなど、手を加えている形跡があるが、依然としてゲームはストアに復活していない。

『Rules Of Survival』がSteamでリリースされたのは今年の6月頭で、もし『PUBG』が絡んでいればそもそもリリースすら許されなかっただろう。ストアページは復活しないまま2日以上が経過しており、NetEaseは口を閉ざしたまま。2日以上消えているということは、単なる手違いではなく何かが起きていると考えられる。はたして『Rules Of Survival』はSteamストアページに戻ってこられるのだろうか。