PC版『FF15』のModは、できる限り自由を尊重。すでに開発スタッフはNPCをサボテンダーに変えるModを用意


スクウェア・エニックスは来月3月7日に『FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION(以下、FF15 WE)』を発売する。同作は『FF15』をPC向けに対応させたほか、これまで配信されたDLCの多くや追加コンテンツである「ロイヤルパック」を収録。8K解像度やNVIDIAテクノロジーを採用した独自表現にも対応するなどPCで遊べる長所を生かした独自要素が盛り込まれている。

動画をキャプチャしたもの

そしてこのPC版の大きな目玉は、Mod対応だ。同作のディレクターである田畑端氏がPC版をプレイするユーザーの幅を制限したくないという旨の発言をしていたように、Modについてオープンな姿勢を貫くことをほのめかしているほか、先日にはModに対応予定であることが正式に発表されていた。そして、イギリスで先週末に開催されたゲームイベントPC Gamer Weekenderにて、開発スタッフがそうした方針について語っている。

*Modの説明は6分40秒~

PC版のリリースにあたっては、PCユーザーはそれぞれが異なる楽しみ方を重視することを加味しており、自由度を重視しているという。グラフィックオプションも幅広く用意し、かつ自由度の高い設定をできるようにしているといい、低スペックからハイスペックまで多くのユーザーが楽しめるように配慮しているようだ。自由度についてはModも同様で、より自由に遊んでもらえるように配慮しているとのこと。ただModを楽しめる場が用意されるだけでなく、開発スタッフよりNPCをサボテンダーへと変えるModが提供されるという。

映像では緑色・紫色のサボテンダーが街中を歩くシュールな光景が確認できる。『FF15』の世界観は細部まで作り込まれており、どこを歩いてもそのこだわりの一端が見て取れる。このModはその世界観をコミカルなものへと変えてしまうが、世界観を壊してでもユーザーが楽しめるコンテンツを提供しようとしているのかもしれない。こうしたMod提供を含め、PC版を売り込むために積極的な展開が目立つ印象だ。

またPC版はコンソール版とはまた異なる、高繊細なモデルやテクスチャデータを実装し、単なる移植には収まらないフルリメイクともいえるほにど力を入れられているとのこと。『FF15 WE』はWindows 10/Steam/Originにて販売される。それぞれのストアにて異なる特典が手に入るほか、ストアの表記を見る限りでは、Windows 10版はXbox One版とのクロスプレイにも対応するようだ(関連記事)。