PC版『ドラゴンボール ファイターズ』すでにMod制作が始まる。コスチューム再現で名場面を自分好みにアレンジ

 

アークシステムワークスが開発し、バンダイナムコエンターテインメントから先週国内でも発売された対戦格闘ゲーム『ドラゴンボール ファイターズ』は、すでに累計出荷本数が200万本(ダウンロード版を含む)を超えており、また国内では未発売のSteam版では、近年の格闘ゲームと比べてピーク時のプレイヤー数が非常に高いなど好評を得ている(関連記事)。そしてそのPC版においては、一部のModコミュニティの間で別の盛り上がりも見せているようだ。

本作には、原作漫画やアニメ「ドラゴンボール超」などからおなじみのキャラクターが参戦しており、一部はたとえば超サイヤ人版と超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(SSGSS)版や、少年期と青年期とで別のキャラクターが用意されているが、基本的には特定の時代あるいは形態をベースにしたものが収録されている。しかし、原作ではいずれのキャラクターも登場時期や場面によってさまざまな姿をしており、ドラゴンボールファンであれば思い入れのあるものがあるだろう。ゲーム内ではアナザーカラーが用意されているが、残念ながらそういった違いを再現するものとはなっていない。であればModderの出番となるわけだ。

『ドラゴンボール ファイターズ』は公式にはModをサポートしていないが、Video Game Mods/FighterZ ModsなどのコミュニティにてModの制作や共有がおこなわれている。まだそれほど種類は多くないが、本作には収録されていない原作コスチュームや形態を再現するものがほとんどで、たとえば超サイヤ人変身前の「亀マークの道着を着た孫悟空」や「肩当てのあるプロテクターを着た尻尾付きベジータ」といった「サイヤ人編」の時の姿を再現したものや、同じく超サイヤ人変身前の「孫悟飯(少年期)」や「ゴテンクス」、また「ドラゴンボールGT」にてベビーに寄生されたベジータ「ベジータベビー」などもある。

https://www.youtube.com/watch?v=9yDfuoQPIw8

今のところ、あまり奇抜なModは登場していないようだが、ファンがまず求めるのはこういった原作ベースのものなのだろう。ただ、もちろんドラゴンボールファンはほかのプラットフォームにもいるだろう。バンダイナムコにはこういったコスチュームをいずれ正式に配信することを期待したい。またなにより、Steam版の国内配信もお願いしたいところである。

変わったところでは、トランクスを『クロノ・トリガー』の主人公クロノ風にするModも。