米国の10月ゲーム売上発表。ニンテンドースイッチは4か月連続の首位、ソフトは『シャドー・オブ・ウォー』『アサクリ オリジン』が争う

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調査会社であるNPDグループは、米国における10月のビデオゲームの売上を発表した。総合的な売り上げは、昨年の同月の9億3200万ドル(1050億円)に対して今月は8億2500万ドル(930億円)となっており、市約10%落ちている。これはソフトウェアの売上が落ちている(家庭用ゲームが20%ダウン、PCゲームが30%ダウン)ことが影響している。一方でハードウェア市場は活気を見せており、昨年の同月の数字を10%上回る2億3800ドル(226億円)を売り上げている。

ハードウェアの売り上げを牽引したのは、ニンテンドースイッチ。7月から4か月連続の首位となる。2位にはSNES Mini(ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン)がランクイン。一方で、年間を通しての売り上げは、無類の強さを誇るPlayStation 4が依然としてトップに立ち続けている。主要なプラットフォームの売り上げはいずれも好調で、ハードウェアの販売の好調が目立った月であったと言えるだろう。

『シャドウ・オブ・ウォー』は前作『シャドウ・オブ・モルドール』を20%上回る好スタート

ソフトウェアにおいては「指輪物語」をベースとしたオープンワールドゲーム『シャドウ・オブ・ウォー』がトップに君臨している。首位を追うのが『アサシン クリード オリジンズ』と『スーパーマリオ オデッセイ』。ともに10月末発売のタイトルであったので、その勢いは10月中旬に発売された『シャドウ・オブ・ウォー』を上回るものさえあるだろう。なお、Bethesdaおよび任天堂タイトルはデジタル版の売り上げを含んでいない。

ハードウェア別のソフトの売り上げを見てみると、PlayStation 4・Xbox Oneともに前述の『シャドウ・オブ・ウォー』『アサシン クリード オリジンズ』がワンツーフィニッシュ。独占タイトルとしては『Forza Motorsport 7』が3位に、『グランツーリスモSPORT』が6位に位置する。ニンテンドースイッチでは『スーパーマリオ オデッセイ』が首位に立っているほか、2位には『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』がランクイン。全体のランキングでも15位にランクインするなど、『グランド・セフト・オートV』と同様に息長く売れ続けるタイトルとなっている。

トップタイトル20のリストは以下のとおり(VentureBeatより)

1 シャドウ・オブ・ウォー
2 アサシン クリード オリジンズ
3 スーパーマリオ オデッセイ
4 South Park: The Fractured But Whole
5 NBA 2K18
6 FIFA 18
7 WWE 2K18
8 Madden NFL 18
9 Destiny 2
10 Forza Motorsport 7
11 グランド・セフト・オートV
12 グランツーリスモSPORT
13 サイコブレイク2
14 Wolfenstein 2: The New Colossus
15 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
16 マリオカート8 デラックス
17 ファイアーエムブレム無双
18 Tom Clancy’s Ghost Recon: Wildlands
19 NHL 18
20 Tom Clancy’s Rainbow Six: Siege

年間ランキングでは『Destiny 2』と『NBA 2K18』が強さを見せている。ホリデーシーズンに突入する年末にかけて、今後この2作品を上回るタイトルが生まれるのかにも注目したい。

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