『牧場物語』や『ダーククロニクル』から影響を受けるRPG『My Time At Portia』のKickstarterキャンペーン開始。日本語に対応予定


Pathea Gamesは『My Time At Portia』のKickstarterキャンペーンを開始した。目標額は10万ドルに設定されており、現在2万ドルを集めている。『My Time At Portia』はオープンワールド型のRPGだ。同作は以前弊誌でも紹介している。

Kickstarterの説明欄では「『牧場物語』や『Stardew Valley』、『どうぶつの森』といったタイトルに『ダーククロニクル』や『ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット』を混ぜ、さらに宮﨑駿作品の影響を受けている。」とやや欲張りな文面が目立つが、デモ版をプレイした印象としては『牧場物語』と『ダーククロニクル』の2作品から影響を受けていることを感じられた。

『My Time At Portia』の舞台となるのは、一度文明が崩壊した世界。残された人々はもう一度文明を築き上げるべく立ち上がり、再建されたのが主人公の住まう街「Portia」だ。主人公は過去の文明の遺品を利用して、自身が街に構えている工房を大きくしていく。プレイヤーは気ままに一日を過ごすことができる。野菜を栽培してもいいし、釣りをしてもいい。街の人々と交流してもいいし、遠征して冒険してもいいだろう。どう過ごすかはプレイヤー次第。住民と仲良くなれば友人となり、デートに誘い好意を示せば恋人およびパートナーなれる。ゲーム内には四季があり、行事なども用意されているので、こうした特別な日は住民と距離を縮めるよいチャンスだ。メインクエストは存在するものの、選択肢が幅広い自由度は『牧場物語』作品を強く彷彿とさせるだろう。ちなみに本作では同性婚も可能であるとのこと。

『My Time At Portia』のもうひとつの特徴は、探索やクラフトに力が入れられている点だ。フィールドをうろついているモンスターを倒すことでさまざまな素材が手に入る。ダンジョンに潜り込んで奥へ進んでいくこともある。手に入れた素材を組み合わせ、ワークショップにて新たなアイテムをクラフトしていく。作れるものは装備から乗り物、建物まで幅広い。さまざまなダンジョンを舞台に、ダンジョンに潜りこんで敵を倒して施設を拡張していくという部分は、『ダーククロニクル』の影響を感じさせる。ちなみに本作はあくまでシングルプレイ用に開発されており、マルチプレイに対応する予定はないとのこと。

対応プラットフォームは現時点でPCおよびPlayStation 4となる。開発元はニンテンドースイッチ版とXbox One版の発売についても強く望んでいるものの、「Kickstarterのサポート次第である」と述べており、正式に対応を表明する段階には至っていない。

日本語のサポートについてPathea Gamesにたずねたところ、「製品発売までには必ず対応する」との力強い回答を得た。Kickstarterでは20ドル以上の出資をすればSteamキーが手に入るとのこと。ゲーム内容に興味を持った方は、現在配布されている英語版のデモを遊んでみてはいかがだろうか。