『Distrust』Steamにて配信開始。眠れば未知の生命体に、起き続ければ幻覚に襲われる極寒地サバイバルホラー


ロシアのインディーデベロッパー「Cheerdealers」は8月23日、斜め見下ろし視点の極寒地サバイバルホラー『Distrust』をリリースした。対象プラットフォームはWindows(Steam)。販売価格は1180円で、8月31日までのプロモーション期間中は20%オフの944円で購入できる。またAlawar Premiumがパブリッシングを担当する本作と、アパート運営&監視シミュレーション『Beholder』がセットになった「Your Favorite Bundle」がトータル24%オフの1635円で販売されている。

本作の主人公は、ヘリコプターの墜落事故により北極の観測基地に取り残されたレスキュー部隊。プレイヤーは2人または3人チームのレスキュー隊員をポイント&クリックで操作し、基地内を探索する。建物の配置や内部構造、アイテムの位置、発生するイベントの種類はいずれもランダム。食料や武器、暖をとるためのボイラーの燃料は限られているため、レスキュー隊員を別々に動かして効率良く探索を進める必要がある。

ただしロッカーの中身を漁るだけでも怪我を負うリスクがある上に、ステータスに目を配っておかないと、建物入口をロックピックで開けている最中に凍死してしまう危険性すらある。ステータス管理が甘かったり、探索手順を誤ると手詰まりになるシビアなサバイバルゲームだ。なおパーマデス制度を取っており、操作キャラクターが全滅した時点でゲームオーバーとなる。

また基地内では球状の生命体が浮遊しており、レスキュー隊が睡眠を取れば取るほど、その数を増やしていく。彼らに接近すると体温を奪われたり、怪我を負ったりと不利な状況へと追い込まれる。かといって睡魔に耐えていると、徐々に正気を失っていき、幻覚や幻聴、視覚障害、異常な空腹感などに襲われる。外敵から身を守るため自身の知覚を犠牲にするのか、睡眠時間を確保しつつ万全の状態で脅威に立ち向かうのか。選択はプレイヤー次第だ。

プレイアブル・キャラクターは全部で15人。ツールの使用に長けていたり、調理がうまかったりと、それぞれ固有のスキルが備わっている。エンディングは全部で4種類あり、パブリッシャーAlawar Premiumのコメントによると、1周あたりのプレイ時間は最低6時間とのこと。これはゲームを知り尽くした開発者がプレイした場合のタイムであり、実際にはそれ以上の長さがあると見込んでよいだろう。