ニンテンドースイッチ向け、手のひらサイズの小型ドック「Switch-Con」非公式に開発中


ニンテンドースイッチ向け非公式グッズ「Switch-Con」が開発中だ。開発チームは現在Kickstarterキャンペーンを実施している。「Switch-Con」はニンテンドースイッチのドックの代用を目的とした小型デバイスだ。同ハードはさまざまな場所に持ち運ぶことができる魅力を持つ。しかし、テレビを映すTVモードで遊ぶ際にはドックが不可欠だ。ニンテンドースイッチのドックは大きくはないが、携帯するにはややかさばると感じる人もいるだろう。そんなユーザーのために開発されているのが「Switch-Con」だ。

意欲的な製品であるが、公式ライセンス商品かのように見せるロゴはややアンフェアだろう。

「Switch-Con」は縦横約6センチ、48グラムという小ささを誇り、ポケットに入れて持ち運ぶことができるという。デバイス本体にはUSB-A 3.1ポートが2つ、 USB-Cポートが2つ、USB-Cの電源供給ポート、そしてHDMI出力ポートが用意されている。手順としては、ニンテンドースイッチ下部にあるポートにUSB-Cケーブルを挿し、「Switch-Con」に接続してHDMIポートから映像をテレビに出力するという流れだ。つまり、携帯モードのパフォーマンスで稼働するニンテンドースイッチの映像を、テレビに出力するというところだろう。

HDMIポートは1080pそして4Kまでのアップスケール出力に対応しており、発熱に関する問題も存在しないとのこと。「Switch-Con」はニンテンドースイッチのほかSamsung S8/S8+やNew MacBook/ MacBook Proもサポートしており、接続すればこれらのデバイスを大画面で楽しめるという。「Switch-Con」自体には電源が必要ないが、ほかのデバイスを給電したいならば、なんらかの電源供給が必要になるようだ。

Kickstarterキャンペーンは5000ドルという目標額の低さもあってか、すでにゴールに達している。同キャンペーンでは59ドル以上を支払えば「Switch-Con」がひとつ手に入る。しかし、すでに59ドルの枠は売り切れているため、69ドルのパックが商品を手に入れるための最安値となっている。別途送料はかかることが予想されるが、世界各国への発送に対応しているので、日本からも購入できる。すでに「Switch-Con」はパイロット版が生産されており、バッカー向けの製品発送予定時期は2017年8月となっているので、そう遠くない未来の製品化が期待できるだろう。

ニンテンドースイッチの非公式の周辺デバイスといえば、ニンテンドースイッチをはめることで充電できるモバイルバッテリー「SwitchCharge」が存在する(紹介記事)。こちらは30万ドル以上を集めて成功を収めており、順調に開発が進んでいるようだ。「Switch-Con」も同様に非公式のデバイスであり、出資も使用もある程度のリスクが付随しているが、こうしたプレイシーンを拡張するグッズが充実するのは、ニンテンドースイッチユーザーとしても悪い話ではないだろう。