Blizzard、次期PTRで『Overwatch』の「バスティオン」へ大幅な調整を加える可能性を伝える。「自己修復」機能などに大きなメス


Blizzard EntertainmentのデザイナーGeoff Goodman氏は、先日触れていた『Overwatch』のヒーロー「バスティオン」への変更に関してあらためて言及し、次期PTR環境にて投入する可能性があることを明らかにした。あわせて現在テスト中の「バスティオン」への変更プランも伝えられている。

Goodman氏が伝えたプランによれば、「バスティオン」の変更プランは全スキルにおよぶものとなっているようだ。まず「偵察モード」に関しては、弾の拡散率が抑えられた上にマガジンサイズが増加し、基本的な生存能力がより高まるようになるという。また「セントリー・モード」には、できるだけ“自殺行為”のように感じることなく変形できるようにし、よりタンクやバリアを破壊するモードとなるような調整が加えられる。具体的には同モード時に受けるダメージが減少する一方で、銃撃の拡散率が上昇した上でヘッドショット判定がなくなるという。

大きな調整が加えられるのが「自己修復」となる。筆者の見解ではこのスキルはこれまで、物陰に隠れて体力を回復するぐらいしか使用するシーンがなく、ヒーラーやヘルスパックが無い状況の代替え機能でしかなかったといえるだろう。今回の調整では、“移動中でも自己修復ができる、ダメージを受けても中断されない”という味付けが加えられる予定で、より有効に使えるシーンが増えることになる。一方でバランスを保つため、D.Vaの「ディフェンスマトリックス」のようなゲージ消費システムが組み込まれることになるという。

Goodman氏の話を聞く限りでは、全般的に「バスティオン」の生存率がより高くなるような変更方針が加えられるようだ。一方で「セントリー・モード」の銃撃への変更では、大きな攻撃力の低下が見込まれる。新生「バスティオン」がどのように戦場で活躍できるのか、続報を待ちたい。