『Desert Child』開発中。ホバーバイクで日銭を稼ぎ、ラーメンで腹を満たす横スクロール・シューティング

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第450回目は『Desert Child』を紹介する。

本作はGameMaker Studio製の横スクロール・シューティングゲームである。主人公は金欠気味の若きホバーバイク・レーサー。衰退しつつある地球から抜け出し、火星にて本格的なレーサー人生をスタートさせるためにも、14日以内に火星行きのチケット代500ドルを稼ぎ出すのだ。駆け出しの間は1対1のレースで賞金をコツコツと稼ぎつつ、安いラーメンをかき込んで空腹をしのごう。

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ニューゲーム開始時には、ホバーバイクに搭載する初期武器を選択することになり、それがそのままゲームの難易度オプションになっている。.44マグナム、ショットガン、レイルガンなど、武器によってレース中の立ち回りが変わってくる。操作方法は画面上下移動、武器の射撃、前方または画面上下方向へのブーストのみ。砂漠、海上、森林、下水道を使ったコースにて障害物を避けながら走り、道中に配置されているテレビやドローンを破壊することでスコアを伸ばしていく。テレビにはキャッシュ入り、もしくは補充用弾薬入りのものがあり、ドローンにはエネルギー弾を発射してくるものや、火炎放射器付きのものが存在する。前方ブーストで敵ライダーの前に出てテレビ/ドローンを先に破壊することや、画面上下へのブーストによる障害物の回避および離れたテレビ/ドローンへの高速移動をうまく使って、相手よりも高いスコアを叩き出そう。

2点注意したいのは、武器の弾薬には限りがあることと、障害物に当たるとバイクが壊れていくこと。弾切れになると弾薬入りのテレビに接触するか、支給品を運ぶ車両に追いついて補充するまでスコアを上乗せできなくなる。乱射は禁物なのだ。またブーストを駆使して相手ライダーの前に出れば出るほどスコアを取りに行きやすくなるが、代わりに障害物と衝突しやすくなり、しくじると修理代が膨れ上がる。残り日数と貯金額と相談しながら、修理代を抑えるために安全運転を心がけるか、リスクを負ってでも前に出るかの判断が必要となってくる。

レース終了後には撃ち落としたドローンの数、コンボ継続数、被ダメージ量、先頭に立っていた時間によってレーティングが決まり、キャッシュおよび賞品の「ガンユニット」が手に入る。「ガンユニット」は武器の強化に使う材料であり、金欠時には質屋に預けて金銭を借りることもできる。最初のうちは、レースの賞金だけでは生活費を賄えないため、質屋には頻繁に出入りすることになるだろう。なおホバーバイクがダメージを受けるとブースト時間が短くなり、キャラクターの空腹度が高まるとブーストゲージの回復が遅くなる。腹が減っては戦はできぬというわけで、ラーメン屋と修理屋を行き来しながら次のレースに備える。なお日を追うごとにレースの参加費は値上がりするし、火星行きのチケット代も高騰する。早めに稼ぎを出せないとノルマ達成が困難になるというわけだ。

サウンドトラックにはベースの効いたジャズビートから、エキゾチックな世界観に合うエジプシャン風のトラック、映画「ブレードランナー」から影響を受けたというSFトラックなどが含まれており、ゲームプレイに小気味好いリズムを与えている。

本作を開発しているのは、オーストラリアの若きインディーデベロッパーOscar Brittain氏ただ一人。過去にはGameMaker Studio製のフリーゲームとして、日本のワンルーム事故物件に家具を詰め込むパズルゲーム『Super Nippon Removal: Ascension of Extend』、オーストラリア人が大好きなアボカドを控えることでマイホームを購入する『I used to eat smashed avocado, but now I own a house』といったユーモラスで、なぜだか貧乏人ネタの多い作品を生み出してきた。

現在開発を進めている『Desert Child』は有料タイトルとなり、対象プラットフォームはPC。リリース時期は2017年第3四半期を予定している。itch.ioで公開されている無料デモでは本作の基本メカニックに触れることが可能。製品版では3つのワールド、レースだけでなくドラッグの配達やバウンティハントといったサイドクエスト、バイクのカスタマイズ、複数の隠し要素が盛り込まれるとのことだ。

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