PS5 Proで遊ぶ『FF7リバース』が強い。『Rivals of Aether II』には「絶」っぽいのありDXみある。Steam Deckも録画機能の恩恵あり。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。466回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。466回目です。急に冬の冬。


Steam Deckがさらに便利に


今週は、Steamに「ゲームレコーディング」機能が正式実装されたので少し触っていました。Steam Deckで手軽に録画できるようになったのが個人的に嬉しい。撮った動画をPCやスマホに転送する際には容量や秒数に制限があり、あれこれ活用しにくいのが惜しいけど、トリミングの編集は簡単におこなえる。録画中にマーカーを付けておける機能が便利で、後からタイムライン上でその場面にサッとアクセスできる。

ちなみに、タイムライン機能に対応するゲームであれば、ゲーム側で自動的にマーカーを付けてくれる。シンプルにステージ開始時だけに付くものもあれば、発生したイベントごとにアイコンを変えて付けたり、説明を加えたりといった実装もできる模様。まだタイトル数は130本程度と少ないが、Valve作品以外では、たとえば日本ファルコムの『イースX -NORDICS-』や『英雄伝説 黎の軌跡』が早くも本格対応しているようです。
by. Taijiro Yamanaka


ヘヴィメタル除霊ホラーコメディ


今週は、ヘヴィメタルで除霊するホラーコメディADV『クソデカ囃子』を遊んでいました。本作で主人公の少年は、諸事情から田舎で過ごすことになり、奇妙な地蔵が点在する田舎へとやってきます。しかし祖父母宅で過ごしているうちに、一族と深い因縁のある霊障が発生。主人公の少年は、MP3プレイヤーからヘヴィメタルを大音量で鳴らし、怨霊に立ち向かうこととなります。ホラーな状況に、ヘヴィメタルの力を融合させた最強の囃子で対抗する、ホラーコメディな作品となっています。

本作では主人公の少年視点から物語を追う形式で、ゲームプレイが進んでいきます。ストアページからも確認できるとおり、リズムゲームパートも存在するものの、それはあくまで一部。呪いと対峙するシーンも含めて、プレイの中心はシンプルなスタイルになっています。ただし背景設定やヘヴィメタルで浄化できる理屈などはしっかり語られていて、世界観は意外と豊かに展開されます。まだ何も起こっていない序盤から、全身レザーの男たちや、クセの強い先祖の逸話なども登場。勢いのある内容が、一息で遊び尽くせる範囲にまとめられていました。
by. Keiichi Yokoyama


Meleeの息吹


最近は『Rivals of Aether II』を遊んでいました。前作である『Rivals of Aether』も同様の対戦アクションゲームですが、本作ではシールド、崖掴まり、掴みが追加されました。2Dのドットから3Dモデルとなったこともあわせて、『スマブラ』風味がより強くなった印象。全体的な機動力の高さや「絶」のようなテクニックがあるので『スマブラDX』の雰囲気が強い。リフを思わせる技など、『スマブラDX』のプレイヤーであれば覚えがあるものもちらほら。しかしそれぞれのキャラクターの癖の強さや、パリィ、各種スペシャル行動などで、かなり変わった立ち回りや戦いができます。MaypulやWrastorなどは特に“文法”が違うなと痛感しました。

オンラインマッチは案の定前作か、『スマブラDX』『スマブラSP』のどれかの経験者らしいプレイヤーしかいないので、初めて触ろうという人にはハードルが高いかもしれません。とはいえスピード感あふれる読み合いや崖の攻防などの爽快感は軽く触っても十分楽しめます。アップデートによるキャラ追加も無料。日本向けのDiscordサーバーもあるようなので、軽い気持ちで買って飛び込んでみてもいいのではないでしょうか。ちなみにGCコンに対応しているので、手間はかかりますがドライバーをインストールすると操作しやすいかと思います。
by. Kosuke Takenaka


もふもふもふ


PlayStation 5 Proでいろいろなゲームを触っていました。事前情報もいろいろ出ていましたが、一番威力高そうなのは『ファイナルファンタジーVII リバース』でした。ディテールが細かい箇所ほど美しくなっていて、フィールド含めていろいろ背景まわりがキレイに出力されているほか、レッドXIII含めた動物系の毛表現の迫力がすごくなっている。『リバース』の場合は、PS5Pro向けのグラフィック設定の項目が「エンハンス」のみ。ひとつのモードで手っ取り早く違いがわかるというのはありそうです。

PS5Proが「高フレームレート・高画質プレイの実現」というのはあるのですが、高画質化においては「スペック上削らざるをえなかった美しさをリバイバルさせる」というのが近い印象。主要キャラのキャラモデルのような、わかりやすく最初から優先度高めに作られているグラフィックは、あまり変化ない印象。髪の毛であるとか、背景であるとか、影であるとか、重めなので無印PS5では最適化した/削ったみたいなところがキレイに出やすい。すでにきれいに出ているグラフィックが、Proだとさらに化けるわけではないので、そのへんの期待値マッチングはうまくしておいたほうがよさそうでした。いずれにせよPS5Proのパワーを感じたい場合は『リバース』やるのが手っ取り早くてオススメです。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
AUTOMATON JP
Articles: 876