Nintendo Switchでオープンワールドドライブ。爆死系美少女ADV『デスマッチラブコメ!』は不気味。少女ソウルライクがよくできてる。今週のゲーミング


Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。240回目です。イベント続きの6月が終わりました。

無印版含め5回くらい買ってる気がする


今週はNintendo Switch版『Burnout Paradise Remastered』をずっとプレイしていました。上の画像は、同じく先日発売されたSteam版との比較。こうして並べるとNintendo Switch版の荒さが際立ちますが、実際にプレイし6.2インチの画面に没入しているとまったく気にならない。携帯モードであっても、ほぼ60fps固定で描画される点も要因のひとつか。起動時のロードはやや長いものの、大好きなSlashのギターを堪能できるため、むしろご褒美。移植のクオリティは文句なしです。

EAはかつてNintendo Switchには消極的と囁かれましたが、先日開催されたイベントにて『Apex Legends』などを発表。一部では『Need For Speed』シリーズの過去作なども移植されるのではと噂されており、今後さらにラインナップを拡充させていくことになるようです。
by. Taijiro Yamanaka


肩をすくめるサイバーパンク

先日Nintendo Switch版がリリースされた『RUINER』をクリアしました。数日間ぶっ通しで平沢進氏を聴いていたので頭ぐわんぐわんです。世界観にどっぷり浸かるタイプの作品だしPCで腰を据えてやった方がいいかも? という気もしましたが、個人的にはポータブルなハードで手軽に遊べるかたちが合っていました。なぜなら死んで死んで死にまくるから。何度もSwitchを投げ出しては、寝る前に「もういっかい……」と這いつくばるときの味が中毒性高かったです。

近接武器好きとしては、アビリティ次第で鉄パイプも光る得物になるのが嬉しいところですね。とはいえ最終面近くでは、結局グリッドコンバーターの持続回復なしでは生きられない身体になってしまいました。次こそはハッキングのアビリティで敵を撹乱しながら進むカッコいいプレイをしたいです。それから小川さんの手になる翻訳も堪能しました。ヨシ、あざとすぎ。
by. Yuki Kurosawa

かわいいソウルライク


今週は、かわいいダークソウルといっても過言ではない『Little Witch Nobeta』でひたすら失敗していました。ジャンプしてレバーを動かしたり、スタミナが切れて転んだりといった少女らしいモーションも含め、主人公のノベタや敵のボスなどのキャラクターたちが、こだわりを持って可愛らしく表現されている本作。そうした可愛らしさに引けを取らないぐらいアクション部分も作り込まれており、予想以上に楽しい作品でした。

特に楽しかったのはボス戦。本作のボスたちは、基本的に長い事前モーションの後に攻撃してくるので、初見ではディレイの感覚が掴めず、モーションを覚えるまでは何度もやられてしまうことになります。地面に倒れているノベタもそれはそれで可愛いのですが、ソウルシリーズ同様慣れると次第に相手の攻撃が見えるように。また本作では近接攻撃、ジャスト回避、パリィに相当する魔力吸収陣で魔力の回収ができます。ひたすら魔法を唱えていると息切れするので、戦闘中に魔力の回復手段が必要なのですが、相手の攻撃に慣れて回避や魔力吸収陣が上手く出来るようになると、それが攻撃に繋がるんですね。

回避の無敵時間と魔力吸収陣の受付時間も長めで上手いプレイがしやすく、上手さが攻撃に繋がるシステムが遊んでいて心地よく、攻略の楽しい作品でした。ちなみにこの原稿は、難しい作品をクリアした後特有の「対戦ありがとうございました」な心理状態で書いているので、話半分程度に聞いてください。
by. Keiichi Yokoyama

爆死時の躍動感すき


発売を楽しみにしていた『デスマッチラブコメ!』が佳境。Steam/PS4/Nintendo Switchで発売されておりますが、今回はSteam版でプレイ。Steamサマーセール中の仕様により、500円値引きを受けられました。本作はスマホ/Wii Uで発売された作品のリメイク作。『レイジングループ』のamphibian氏が手がけた、美少女ゲームx爆死xミステリー。原作未プレイということで、大変期待しておりました。

実績を見る限り、現在中盤ぐらいですが、なかなか楽しんでおります。登場キャラが限られていて設定もシンプル(ヒロインに告白されると死ぬ)なので、話が非常にわかりやすい。コメディ中心の美少女ゲームらしいノリなのですが、舞台設定が狭いにもかかわらず、プレイヤーが把握できる情報がかなり限られているので、微妙な居心地の悪さもあり不気味さ漂う。テキストにおいてはキャラ同士のかけあいがメインで、いわゆる古き良きギャルゲー調なのですが、うまいこと不安感を抱かせるゲームになっております。Steam版は解像度固定でフルHDで遊ぶと引き伸ばしになるなど、やや悶々とする部分もありますが、フラグチャートなど快適さへの配慮はあり。これから終盤にかけて謎が明らかになっていくのが楽しみです。
by. Minoru Umise