コナミは9月10日、『メタルギア』シリーズの制作情報などを伝える番組「METAL GEAR – PRODUCTION HOTLINE #02」を放送。この中で、『METAL GEAR RISING: REVENGEANCE(メタルギア ライジング リベンジェンス)』のPC版の国内配信について、制作陣がコメントした。
本作は、小島プロダクション(当時)とプラチナゲームズが開発し、2013年に発売されたアクションゲームだ。そのPC版については、現在SteamおよびGOG.comにて配信されているものの、地域制限がかけられ日本からは購入できない状態が続いてる。
今回の番組では、『METAL GEAR RISING: REVENGEANCE(メタルギア ライジング リベンジェンス)』のPC版が今年7月4日にGOG.comにて配信された件についてのファンからの質問に、プロモーション担当の大石次郎氏が回答する一幕があった。同ストアで配信開始された当初、日本からも購入できる状態にあったが、ほどなくして日本からは購入できなくなってしまったのだ。当時コナミおよびGOG.comは、日本向けの販売予定はないとコメントしていた(関連記事)。
この件について大石氏は、まず「ファンの皆様には本当にご迷惑をおかけしてしまいました」と謝罪。もともと欧米地域向けにだけ販売される予定であったが、テクニカルな問題で一時的に日本からも購入できる状態になってしまっていたとのこと。そのうえで同氏は、「ぜひ日本の皆様にしっかりと遊んでいただけるよう考えていきたい」「もうしばらくお時間を頂戴できればと思っております」とコメントした。
大石氏のコメントからは、本作のPC版の日本向けリリースについて前向きな姿勢は伺えたものの、実際に配信が計画されているのかどうかははっきりしない。ただ、検討は進めていくようだ。
番組に同席した制作プロデューサーの岡村憲明氏は、(別の質問において)はっきりとした回答ができないことや途中経過の報告であっても、そのまま伝えていくのが同番組の趣旨であると述べている。大石氏も、そうしたスタンスで現状を説明したということのようだ。いつか『METAL GEAR RISING: REVENGEANCE(メタルギア ライジング リベンジェンス)』のPC版が、日本からも購入できる日が来ることを期待したい。