マイクロソフト/Activisionは9月11日、『Call of Duty: Black Ops 6』(以下、CoD: BO6)のマルチプレイヤーベータテストが「シリーズ史上最高」の盛り上がりを見せたことを報告した。プレイヤー数やプレイされた時間などが、それぞれ歴代1位を記録しているという。
本作は、FPS『Call of Duty』(以下、CoD)シリーズ内の「Black Ops」シリーズの最新作だ。Activision傘下のTreyarch Studioが中心となって開発されている。本作の舞台となるのは、冷戦が終結し、超大国としての米国が台頭する1990年代初期の世界。世界政治の転換と激動の時代にあたり、キャンペーンモードでは多種多様な環境における、イチかバチかの強襲や、隠密行動が求められるスパイ活動など、刻一刻と変化するダイナミックなゲームプレイが楽しめるという。
マルチプレイモードには、ローンチ時に16種類の新マップが用意。6対6用の12種類のコアマップと、2対2や6対6で楽しめる4種類のストライクマップが含まれるとのこと。また、「Black Ops」シリーズではおなじみのゾンビモードも収録。こちらはローンチ時に2種類の新マップが用意され、ラウンドベースにてアンデッドの大群に立ち向かう。ローンチ後には、マルチプレイヤーとゾンビモードの両方にさらなる新マップや新たな要素が展開されるそうだ。
本作に向けてはマルチプレイヤーベータテストが実施されていた。まず、すべてのプラットフォームの予約者、およびXbox Game Pass(PC/コンソール/Ultimate)加入者向けの先行ベータテストが、日本時間8月31日から9月5日まで実施。さらにオープンベータテストが、9月7日から9月10日まで実施された。
そして『CoD』シリーズ公式Xアカウントは、今回のベータテストが『CoD』シリーズ史上最大の盛り上がりを見せたことを伝えている。同アカウントの報告によると今回のベータテストは「総プレイヤー数」「総プレイ時間」「プレイヤーごとのプレイ時間」「プレイされた総マッチ数」のすべてで歴代1位(#1)を獲得したとのこと。具体的な数値は示されていないものの、盛況であったことがうかがえる。
本作では、すべての方向にダッシュ・スライディング・ダイブが可能な新操作システム「オムニムーブメント」や、敵を拘束して盾にするシステムなどが実装されると明かされており、それぞれ注目を集めていた(関連記事1、関連記事2)。そうした新要素をいち早く試したいプレイヤーでベータテストが賑わったかたちだろう。
ちなみに『Call of Duty: Modern Warfare III』を含め最近の『CoD』シリーズ作品でのベータテストは、PS5/PS4向けに先行実施されていた(関連記事)。一方で『CoD: BO6』の先行ベータテスト/オープンベータテストは、Activision Blizzardのマイクロソフト傘下入りの影響もあってか、先述のとおりすべてのプラットフォームで実施された。プラットフォームを限定せずに実施されたことも、盛況に繋がったと見られる。
『CoD』シリーズ公式Xアカウントはベータテスト参加者への感謝を伝えつつ、開発チームがフィードバックやデータにすべて目を通していると報告。テストの結果を反映して、ローンチ時にはより良い状態に磨き上げられるようだ。武器のバランスなどを含め、発売時にはさらに調整がおこなわれることだろう。
『Call of Duty: Black Ops 6』は、PC(Steam/Battle.net/Microsoft Store)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに10月25日発売予定だ。Xbox Game Pass(PC/コンソール/クラウド)向けにも提供される。