学園ホラー『アパシー 男子校であった怖い話』Nintendo Switch向けに12月19日発売へ。『学怖』クリエイター手掛ける新作、男子校地下に隠された身の毛もよだつ恐怖


メビウスは9月13日、『アパシー 男子校であった怖い話』を12月19日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、価格は税込7678円。原作への大幅加筆や新シナリオなども追加されている。

『アパシー 男子校であった怖い話』は、男子校の隠された地下へ3人の1年生が足を踏み入れる、ホラーアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、茨城県水戸市にある男子校・笹ヶ岡学園だ。同校は世間的には三流校と認識されているものの、創立100年を超える歴史をもつ。一部の噂では、同校にはかつて第二次大戦中に日本陸軍の秘密施設基地が存在。学園地下に陸軍が隠した埋蔵金が眠っているという都市伝説も流れていた。さらに同校では行方不明者が多数出ており、5年前にも歴史部の生徒4名が忽然と姿を消しているのだという。

本作では、笹ヶ岡学園に通う3人の1年生が、偶然にも歴史部の部長が書き残したノート「狭間の部屋 探索記録」を手に入れてしまう。3人は、狭間の部屋の秘密を探ろうと行動を開始。隠された学園の地下へと足を踏み入れる。しかしそれが、身の毛もよだつ恐怖の始まりであった。

隠された学園地下での恐怖は、ホラーアドベンチャーゲームとして描かれる。ゲームシステムの詳細については不明であるものの、画像には立ち絵やテキストなどが確認できる。「アパシー」シリーズの他作品も考慮すると、ノベルゲーム形式で物語が展開されていくのだろう。演出面では、倉馬奈未氏によるイラストが本作の物語を彩るとのこと。

また本作では、『アパシー 鳴神学園七不思議』との連動機能が搭載。同作のセーブデータをデータコンバートすると、同作の登場キャラ総勢40名以上が活躍する、飯島多紀哉氏の書き下ろした新規シナリオが読めるそうだ。


本作は、国内のゲームクリエイター飯島多紀哉氏が手がけている。同氏は、『学校であった怖い話』シリーズや『四八(仮)』など、多数の作品に携わってきた。また同氏は、『学校であった怖い話』に端を発する「アパシー」シリーズを展開。創作同人サークル「七転び八転がり」などから、多数のシリーズ作をリリースしてきた。Steamにて7月25日にリリースされた『アパシー殺人クラブ』は、記事執筆時点でユーザーレビュー22件中77%の好評となっている。

本作は、サークル「七転び八転がり」から2010年にリリースされた『男子校であった怖い話』が原作となっている。プレスリリースによると、本作ではー飯島多紀哉氏がシナリオを大幅追加執筆しており、原作にはなかった新しいシナリオも追加。3人の男子生徒の体験する物語が、パワーアップして描かれるようだ。また本作は、9月26日より開催予定の「東京ゲームショウ2024」へ参加予定。コナミブースでの試遊展示が予定されており、試遊するとクリアファイルがもらえるそうだ。

アパシー 男子校であった怖い話』はNintendo Switch向けに、通常価格税込7678円で12月19日発売予定だ。