人形目線“身体集め”ゲーム『メァリーさん』発表。手足や目玉を取り戻せばできることも増える、高評価市松人形ゲーム『いちまさん』開発者の新作

個人ゲーム開発者のせをはやみ氏は9月12日、『Mary-san(メァリーさん)』のSteamストアページを公開した。

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個人ゲーム開発者のせをはやみ氏は9月12日、『Mary-san(メァリーさん)』のSteamストアページを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2027年配信予定。

『メァリーさん』は、捨てられたフランス人形となり、失った身体のパーツを探すアクションアドベンチャーゲームだ。主人公は「壊れちゃったから、もういらない」とゴミ捨て場に置き去りにされた人形。手足や目玉は、かつて暮らしていた家のどこかで失くしてしまったという。「直ったら、また愛してもらえるかも……」という願いを胸に、もう一度家へ戻り、ばらばらになった身体を取り戻していく。

冒険の始まりでは、主人公の身体はまだ不完全だ。手足や目玉が欠けているため、走ったり跳んだりといった基本的な動作さえ満足にこなせない。そこで、家の各所に隠された身体のパーツを探し出し、ひとつずつ取り戻していくことになる。パーツが揃うにつれて使えるアクションも増え、それまで行けなかった場所へ進める仕組みだ。

公開されたゲーム画面では、片脚や腕、片目を失った状態の主人公が確認できる。配管をよじ登ったり、壁際の狭い足場を進んだりする場面もあり、人間にとっては何でもない家の一角が、人形にとってはひとつの足場や障害物になるようだ。路地、公園、居間、台所と舞台も移り変わり、小さな身体で身近な場所を渡り歩いていく。また道中では、カラスや犬のほか、こけしやくるみ割り人形といったキャラクターも登場。会話シーンも用意されており、身体のパーツを探す過程で、こうした存在とのやり取りも繰り広げられる。

もっとも、無事に家へ戻れたからといって安心はできない。人間に見つかれば、再びゴミ捨て場へ捨てられてしまうため、見つかりそうになった際には、その場で「人形のフリ」をしてやり過ごし、気づかれてしまった場合は捕まる前に物陰へ逃げ込む必要がある。人間の視線を避けながら進むステルス要素も、本作の大きな特徴となっている。

また、主人公は人間へ直接攻撃できないものの、周囲の物を利用してポルターガイストを起こすことが可能。花瓶を頭上に落として気絶させたり、電話を鳴らして別の場所へ誘導したりと、家の中にある物そのものが攻略手段になる。身を潜めてやり過ごすか、怪奇現象を利用して相手を誘導するか。身体のパーツを取り戻して行動範囲を広げつつ、その場にある物も利用しながら道を切り開いていくのだ。

本作の開発を手がけるのは、個人ゲーム開発者のせをはやみ氏。『百獣エスケープ』や『誰かの心霊写真』などを手がけており、2024年にはステルスアクションアドベンチャー『Ichima-san(いちまさん)』を配信している。同作は市松人形となって日本家屋を探索し、人間に見つからないよう行動する作品で、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で61件中100%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。

『メァリーさん』は、そんな『いちまさん』の制作経験をもとに開発されている新作だという。前作で描かれた「人形となって人間の暮らす空間を探索する」という要素を受け継ぎつつ、本作では失った身体のパーツを取り戻すことで行動範囲が広がっていく。一方、物語は独立しており、『いちまさん』を未プレイでも楽しめるとのこと。失った身体を取り戻す旅が、どのような展開を見せるのか注目したい。

『Mary-san(メァリーさん)』はPC(Steam)向けに2027年配信予定。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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