魔法世界オープンワールド『ナイチンゲール』アプデVer0.3では待望のオフラインモード実装。ひとりでのんびり境域をサバイバル可能に

 

Inflexion Studiosは5月23日、『Nightingale -ナイチンゲール-』(以下、ナイチンゲール)に向けてアップデートVer0.3を実施。コミュニティより要望の多かったオフラインモードの実装や、ゲーム内での特別イベント開催を含んだ、さまざまなアップデートがおこなわれている。

『ナイチンゲール』は一人称視点で繰り広げられる、オープンワールド・サバイバルクラフトゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。舞台となるのは、ヴィクトリア朝時代をベースとした、神秘と危険が眠るという魔法世界フェイ。プレイヤーはそんなフェイの境域(レルム)に取り残されてしまう。そのため、生き残るためにモンスターと戦闘したり、探索、建築をおこなったりすることとなる。

フェイにはさまざまなバイオームが存在。さまざまな土地で、試練や敵対する生物などに立ち向かう必要がある。クラフト要素としては拠点づくりが可能。また探索で発見した設計図を使って、武器や設備を組み立てることもできる。特殊な材料などを準備すれば、装備の魔法属性を高めることなどもできる。本作ではフレンドとのマルチプレイにも対応している。


本作は2月21日の早期アクセス配信開始後、ゲームの雰囲気やサバイバルクラフトなどのゲームプレイが人気を博し、さっそく同時接続プレイヤー数約4万7000人を記録(SteamDB)。一方で当初はUI面の使い勝手やサーバーへの接続の安定性などには課題が見られたこともあり、本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは約1万1000件のうち好評率62%にとどまる「賛否両論」ステータスとなっている。

そんな本作に向けて今回アップデートVer0.3が実施された。本作ではゲームプレイ中に常にネットワーク接続が必須となっており、自由にシングルプレイをしたいといった要望があげられていた。Inflexion Studiosは、早期アクセス配信開始後間もない2月23日にこうした要望をすでに把握しており、今後のアップデート予定として、オフラインモードの開発を最優先事項とする旨を告知していた。そして今回のアップデートでは、待望のオフラインモードが実装された。ゲームの一時停止がいつでも可能となることもあり、ソロプレイがより捗るアップデートといえる。

また本作初となるコミュニティイベント「Spark of Hope(希望の火種)」も開催される。開催期間は本アップデートから次のメジャーアップデート(Ver0.4)となる7月初めまでとなる予定だ。同イベントは、境域・アベイアンスにて、サッセの隣のNPCに話しかけることで始めることができる。イベントではウィスプからエッセンスを集め交換することができ、さまざまなイベント報酬を獲得することが可能。各種ステータスを向上させる装備や、拠点を彩る複数のアイテムも交換することができるため、より豊かなレルムでの生活を送りたい人は、イベントを進めてみるといいだろう。


そのほか強力な遠距離攻撃をしかけてくる新たな敵「バウンド・マークスマン」が追加。スタートメニューからキャラクターの外見を直接変更できるようになるなど、ゲーム内におけるコンテンツの追加だけでなく、システム機能の追加や各種調整などもおこなわれている。詳細については、公式パッチノートを参照されたい。なお今後はクラウドセーブや、オンラインモードからのキャラクター移行といった機能も実装しつつ、パフォーマンス改善にも継続的に取り組んでいくとのこと。今後のアップデートにも期待したいところだ。

『Nightingale -ナイチンゲール-』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中。