“伝奇ラノベ風”対戦格闘ゲーム『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』発表。『メルティブラッド』開発元が手がける『UNI』シリーズ最終章

 

アークシステムワークスは8月5日、『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』を発表し、2024年初頭に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS4/PS5/Nintendo Switch。


『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』は対戦格闘ゲーム『UNDER NIGHT IN-BIRTH』シリーズの最新作。同シリーズは当初、セガより『UNDER NIGHT IN-BIRTH』(以下、UNI)として、アーケード向けに2012年にリリースされた。後にバージョンアップ版『UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late』(以下、Exe:Late)などが展開されている。開発を手がけたのは、『MELTY BLOOD』シリーズ開発元のフランスパンおよびエコールソフトウェア。『Exe:Late』以降のアップデート版はアークシステムワークスよりコンソール/PC向けにも移植版として発売されている。

本シリーズの舞台となるのは伝奇ライトノベル風の世界。夜の闇に潜む「虚無」と呼ばれる怪物に魂を食われ、偽りの死を与えられた「偽誕者<インヴァース>」たちがキャラクターとなる。ゲームプレイ面では『MELTY BLOOD』シリーズを踏襲しつつ、空中での行動が制限されている点が特徴となっている。

その最新作となる『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』の開発は、フランスパンが担当。アークシステムワークスとのタッグで打ち出される。これまでのシリーズ作品に登場した21キャラクターが全員参戦。すべてのキャラに新技が追加されるほか、キャラクターバランス調整もおこなわれているという。また1キャラあたり約600枚のアニメーションを使用し、滑らかなグラフィックを実現しているとのこと。



本作は「シリーズ最終章」とされており、新たな物語も描かれるという。主人公ハイドは最強と呼ばれる能力者「眩き闇<パラドクス>」に勝利したものの、その後現れた再誕者<リヴァース>、「永劫」のクオンに大敗。高らかに世界の滅亡を言い渡すクオンへのリベンジを目指す物語が展開されるという。ストーリーはフルボイスで進行し、ボリュームとしては10時間以上が想定されているとのこと。

そのほか本作では、EXSボタンとして設定された1つのボタンを押すだけの操作で、初心者にも派手なアクションが簡単におこなえるとアピールされている。さらに本作にはオンライン対戦機能としてカジュアルマッチ、ランクマッチ、プレイヤーマッチを用意。ロールバックネットコードに対応しており、遠くのプレイヤーとの対戦も快適におこなえるそうだ。


なお『UNI』シリーズは、2020年2月発売の『UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late[cl-r]』以降新たな展開が見られなかった。このたび「シリーズ最終章」として最新作『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』が発表されたかたち。今後の続報も楽しみにしておこう。

UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』は、PC(Steam)およびPS4/PS5/Nintendo Switch向けに2024年初頭発売予定だ。