ロシアンルーレットゲーム『Buckshot Roulette』売上100万本突破。Steam版リリースから2週間足らずのスピード大台達成

 

インディー開発者のMike Klubnika氏は4月17日、ロシアンルーレットゲーム『Buckshot Roulette』の売り上げが100万本を突破したと発表した。本作はPC(Steam/itch.io)向けに配信中。


『Buckshot Roulette』は、ロシアンルーレットをテーマにしたゲーム。プレイヤーはショットガンを使ったロシアンルーレットにて、ディーラーと1対1で命を賭けた勝負をする。ショットガンには実弾と空の弾薬がさまざまな数のバランスでランダムに装填。そしてプレイヤーとディーラーが交互に、次は実弾だと思うなら相手に向けて、空の弾薬だと思えば自らに向けて引き金を引く。プレイヤーとディーラーにはそれぞれ体力が存在し、被弾を重ねどちらかの体力が尽きればラウンド終了となる。

勝負は3ラウンド制でおこなわれ、2ラウンド目以降にはランダムに提供されるサポートアイテムを使用可能。体力を回復するタバコや、ショットガンの砲身を切って威力を2倍にするノコギリなどのアイテムがある。ディーラーもアイテムを使用するため、勝利するには上手く駆け引きをして出し抜くことが求められる。


本作は昨年12月にitch.ioにてリリースされ、高い人気を獲得し話題となった。Steam向けには今年4月5日に配信が開始された。Steam版でもその人気は変わらず、リリース直後から同時接続プレイヤー数がさっそく5000人を突破(SteamDB)。ピーク時では9067人を記録するなど盛況を見せている。そして4月10日には売上が50万本を突破したことが発表された。

そのおよそ1週間後となる4月17日に、売上100万本を突破したことが明かされたかたち。Steam版の発売から実に2週間足らずでの大台達成となった。開発者のKlubnika氏は、売上50万本達成の際に“冗談半分”で売上を2倍にすると言ったものの、ユーザーの支援によってそれが現実になった、と購入したユーザーに対し感謝を述べた。そして本作を最高のゲームにするため努力を続け、さらなる売上倍増を願っている、と語った。


本作は本稿執筆時点で、Steam版のユーザーレビューが約1万2600件寄せられており、うち95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。こうした評価や盛況ぶりが継続していることもあり、100万本の大台を達成したのだろう。なお本作は今後数か月の内に、コンソール向けにもリリース予定だそうだ。また、コンソール版の発売にあわせてさらなるコンテンツの追加を予定しているとのことで、そのひとつとしてマルチプレイモードの導入が挙げられている。今後の展開も注目されるところだろう。

ちなみに本作はSteam版リリースと同時に日本語表示に対応したものの、一部不自然な翻訳があることなどが指摘されていた。この翻訳について、『Hazy Mind』や『q.u.q.』などの翻訳を務めたゲーム翻訳者のnicolith氏が、4月12日に再翻訳を担当したと明かしており、同日にはv1.2.2としてローカライズのアップデートがおこなわれている。日本語へのローカライズに気になる点があったという人も、本作に改めて触れてみてもいいかもしれない。

『Buckshot Roulette』は、PC(Steam/itch.io)向けに配信中だ。