人気キャラ大乱闘アクション『MultiVersus』5月28日にリリースへ。「バットマン」から「トムとジェリー」まで参戦の混沌バトル、UE5に刷新されてついに再登場


WB Games/Player First Gamesは3月11日、対戦アクションゲーム『MultiVersus』を現地時間5月28日より基本プレイ無料にてリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One。プラットフォーム間のクロスプレイにも対応する。なお日本での展開は現時点では発表されていない。


『MultiVersus』は対戦アクションゲームだ。ゲーム内では、「バットマン」「トムとジェリー」「スティーブン・ユニバース」といった、さまざまなアメコミやカートゥーンなどのキャラクターが入り乱れて戦うこととなる。

対戦における基本ルールは2対2のチーム戦となっている。そのほか1対1のタイマンでのバトルや、4人によるフリーフォーオールの乱闘形式も準備されている。そして対戦にあたってはロールバックネットコードが実装されており、オンラインでもラグを感じずにプレイすることができるそうだ。またステージもさまざまな作品が舞台となっている。「バットマン」のバットケイブや「ゲーム・オブ・スローンズ」の謁見室など、ギミックの用意されたステージが存在。それぞれのステージの特色を活かした戦いが必要になってくる。

本作は2022年7月よりオープンベータテストが開催されており、ピーク時には最大同時接続プレイヤー数が15万3433人を記録し、シーズン2も展開されるなど盛り上がりを見せていた(SteamDB)。一方で2023年3月にはオープンベータテストが終了されることが告知され、2023年4月にはストアページからの新規ダウンロードも終了していた。


オープンベータテスト終了時には2024年にリリース予定であることが告知されており、今回5月28日にリリースされることが発表されたかたちだ。動画では、『MultiVersus』のディレクター兼Player First Gamesの共同創設者Tony Huynh氏によって、本作の最新情報が明かされている。

Tony氏は、オープンベータ期間におけるプレイヤーのフィードバックを受け、改善に取り組んできたという。また新キャラクターの追加をおこなうとも示唆。新規ステージも追加していくようである。動画内では、「パワーパフ ガールズ」の舞台となるタウンズヴィルなどがコンセプトアートとして公開された。

また、ゲームエンジンは「Unreal Engine 5」へと移行したといい、ロールバックネットコードをサポートし直すために、ゲームをゼロから作り直したという。加えて各キャラクターには新技と新たな戦闘メカニズムが導入されるほか、「ユニークな報酬」を獲得できるというPvEモードも追加されるようだ。さらに、今後数週間のうちに詳細を発表するとのこと。日本国内での展開も含め、続報が期待されるところだ。

ちなみにWB Gamesを擁するWarner Bros. Discoveryにてグローバルストリーミング&ゲーム担当プレジデント兼CEO を務めるJean-Briac Perrette氏によると、同社には今後ライブサービスゲーム、つまりアップデートを重ねながら運営を続けていくスタイルのゲーム開発に注力する方針があるという。同社のもつIPを活かし、ライブゲームサービスを基本プレイ無料にて展開することで、AAAタイトルなどより安定した収益を得られるとコメントしていた(関連記事)。

『MultiVersus』も基本プレイ無料のライブサービスゲームとして展開される。さらに「ゲーム・オブ・スローンズ」や「DCコミックス」などに登場する多くのキャラが一堂に会するということもあり、WB Gamesとしても展開に特に力を入れるタイトルとなるのかもしれない。

MultiVersus』はPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One向けに現地時間5月28日に基本プレイ無料としてリリース予定。