チル気分タスク管理ツール『On Track』発表、Steamにて無料配信へ。車窓からの景色を映しながら、Lo-Fiサウンドなどに包まれてTo Doタスクを消化

 

インディーデベロッパーのGIGATANK 3000は2月22日、タスク管理ツール『On Track』を発表した。プラットフォームはPC(Steam)で、2024年3月中に無料で配信予定。


『On Track』はSteam上で動作するタスク管理ツールだ。タイトルの“on track”は「(予定や計画が)順調に進んでいる」という意味と、「路線の上にいる」の表現のふたつがかかっているようだ。画面にはシンプルなTo Doリストでありながら、UI全体が汽車の中として描かれている。座席と窓が存在しており、車窓からは、草原や山々といった牧歌的な風景が見えるようになっている。

起動中はリラックスしたLo-Fi音楽のほか、汽車の走行音といった環境音を流すことができる。群衆のようなアイコンもあるため、人の話し声も選べるようだ。それぞれの音量を自由に調節でき、自分の集中しやすい環境に調整可能となっている。また、画面上部には残り時間と現在時刻の表記もあり、タイマー機能もついているようだ。


本作がSteam上で動作するというのも地味に嬉しいポイントだ。やるべきことを後回しにして、ついついSteamでゲームを起動してしまった経験はないだろうか。Steamはゲームを起動している場合、なんとなくもうひとつのゲームを起動しづらくなるだろう。本作をつけておくだけでも、タスクをサボってゲームをしたいという誘惑に打ち勝てるかもしれない。


本作を開発したGIGATANK 3000は、プログラマーのAntonio Delgado氏とアーティストのJessica Sweeney氏の二人からなるインディースタジオ。Antonio氏は警備員として働きながら、2016年ごろからゲーム開発に携わっているようだ。同スタジオはアメリカのアリゾナ州に拠点を置き、過去には『Wyvia』のパブリッシングなどを手がけている。現在は『Kaiju Catastrophe』を開発中で、2024年第1四半期にリリースされる予定だ。 

『On Track』は3月中に、PC(Steam)向けに無料で配信される予定。