国産長編2DアクションRPG『ASTLIBRA Revision』DLC発売を受けてプレイヤー大幅増。引き続き、中国圏で圧倒的支持を得る

 

パブリッシャーのWhisperGamesは2月13日、『ASTLIBRA Revision』のDLC「ASTLIBRA Revision 外伝 ~幻霧の洞窟~」の販売を開始した。DLCは現時点でPC(Steam)向けに配信されており、通常価格は税込1200円となっている。SteamDBのデータによると、同作ではDLCの発売を受けてアクティブプレイヤー数が増加。DLCも好調なスタートを切っているようだ。


『ASTLIBRA Revision』は、KEIZO氏が2021年に公開したフリーゲーム『ASTLIBRA ~生きた証~』をベースとした、長編2DアクションRPGである。同作の主人公は村が魔物に襲われ、幼馴染の少女と生き別れた青年だ。後にギルドへ所属した青年は、相棒のカロンと共に各地を冒険。時と運命に立ち向かう青年の物語が描かれる。同作はアクションRPGとなっており、プレイヤーがアクションを駆使して敵と戦いを繰り広げていく。武器の熟練度やステータスの底上げなど、豊富な強化要素が搭載。2段ジャンプや敵HPの可視化など、スキルの付け替えるによるカスタマイズシステムも用意されている。同作では主人公を強化しながら、強敵との戦いへ挑んでいくのだ。なお同作はPC(Steam)向けには2022年10月にリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で2万525件中95%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得している。

「ASTLIBRA Revision 外伝 ~幻霧の洞窟~」ではリスパダール城下町に住むパン屋の娘を主人公に、本編から独立した戦いが展開される。パン屋の娘は、挑戦する度にレベルがリセットされるランダムダンジョンで敵と戦う。基本的なゲームシステムは本編と同じであるものの、それぞれ特殊効果などが設定された「スタイル」システムや、着せ替え要素であるコーディネートなどが存在。憑依技に代わって魔法が使用可能となっている。プレイヤーは、パン屋の娘を装備やステータスの底上げによって強化しながら、ダンジョンを攻略するのだ。なお本DLCは、KEIZO氏が2015年にフリーゲームとして公開した『ASTLIBRA mini外伝 ~幻霧の洞窟~』の内容がベースとなっている。

 

SteamDB内『ASTLIBRA ~生きた証~ Revision』ページのスクリーンショット


そんなDLC「ASTLIBRA Revision 外伝 ~幻霧の洞窟~」であるが、好調なスタートとなっているようだ。SteamDBのデータによると本DLCのリリース後、『ASTLIBRA Revision』の同時接続プレイヤー数が大幅に増加している。

2月に入ってから、本作の最大同時接続プレイヤー数の1日平均は700人から800人ほどとなっていた。DLCの発売後は発売当日の13日夜を除き、1日の最大同接数7000人以上を記録。毎日日本時間の22時から24時ごろにピークを迎えており、15日の22時にはオールタイムピークとなる同接数7828人を達成している。本作のこれまでの最大同時接続プレイヤー数は、2023年1月に記録した7000人となっていたが、DLCの発売後はほぼ毎日7000人を上回っているわけだ。本作はSteamのユーザーレビューでステータス「圧倒的に好評」となっており、多くのプレイヤーが本作に好感触をもっていることが伺える。本編を触った上でDLCも遊ぼうと思ったプレイヤーが多数いた結果、同時接続プレイヤー数の更新につながったのかもしれない。


また「ASTLIBRA Revision 外伝 ~幻霧の洞窟~」のSteamユーザーレビューでは、記事執筆時点で662件中88%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。日本語のレビュー見る限りでは、本編同様のアクションや強化要素、本作ならではの着せ替えシステム、フリーゲーム版からのある変更点などが評価されている。主人公の変更や本DLC独自の要素を盛り込みつつ、本編同様の面白さが込められいる点が評価につながっているのだろう。

またSteam Scoutの分析結果によると、記事執筆時点で本編『ASTLIBRA Revision』のユーザーレビューは中国語(簡体字)が約80.4%、次いで英語が9.4%、中国語(繁体字)が5.0%、日本語が2.3%、韓国語が1.9%の割合となっていた。DLC「ASTLIBRA Revision 外伝 ~幻霧の洞窟~」では記事執筆時点で、中国語(簡体字)が74.9%、英語が10.8%、日本語が6.2%、中国語(繁体字)が5.0%、韓国語が3.2%となっている。本作は、本編が日本語/英語/韓国語/中国語(簡体字)、DLCでは更に中国語(繁体字)に対応している。レビュー数を見る限り、DLCでは中国語(簡体字)の割合が少し落ちているものの、本編同様に中国語(簡体字)や英語圏のプレイヤーからも盛んに遊ばれているようだ。

『ASTLIBRA Revision』のDLC「ASTLIBRA Revision 外伝 ~幻霧の洞窟~」は、PC(Steam)向けに通常価格1200円で配信中。2月21日3時頃までの期間は、リリース記念セールにより10%オフの1080円で購入できる。また本編『ASTLIBRA Revision』Steam版は、20日3時頃まで20%オフのセールが実施中。DLCについては、Nintendo Switch向けにもリリース予定とされている。