ネットワーク整理シム『Network Engineer Simulator』発表。大量のケーブルをとにかく整理して配線していく

 

デベロッパーのWalrus Game Studioは1月11日、『Network Engineer Simulator』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、発売時期は2024年秋を予定している。

『Network Engineer Simulator』は、ネットワークエンジニアとなり業務を体験するゲームだ。プレイヤーは本作で、サーバールームなどの整理という“うらやましくない(unenviable)”仕事に従事することになるという。プレイヤーは小さなサーバールームから、巨大なデータセンターまでさまざまな規模のインフラの整備をおこなうことになるのだ。

本作においてメインのゲームプレイとなるのが「配線の整理」のようだ。本作では、ケーブルの挙動をリアルに再現しているという。サーバーラックと向き合い、大量のケーブルを適切なポートに差し込んでいく。またトレイラーを見る限りでは、ケーブル長の調整なども可能な様子。ケーブルを通せるアンカー部分を利用して、ケーブルをきちんと整理整頓して配線していくのが重要となりそうだ。そうした挙動により、「まるで実際に配線(ケーブリング)をしているかのような気持ち」にさせてくれるという。配線が好きな人にはたまらないだろう。


また、複数のゲームモードをサポート。単純に配線の整理整頓をするモードから、基本的なネットワーク機能を学べるモードまであるという。スイッチ・ルーター・ファイアウォール・サーバーといったさまざまな機器が登場するそうだ。本作は実際のネットワークエンジニアの協力のもと、開発されているという。

本作を手がけるWalrus Game Studioは、2019年にアメリカのオハイオ州にて3人の開発者により設立されたという。同スタジオはTRPG向けのアドベンチャー(シナリオ/モジュール)である「Darkstorm Adventures」を手がけていたそうだ。また、スタジオ名にもある「Walrus(セイウチ)」が戦いを繰り広げるマルチ対戦バトルロイヤルゲーム『Walrus-A-Go-Go』を開発中とのこと。

『Network Engineer Simulator』はPC(Steam)向けに、2024年秋発売予定。