スクウェア・エニックスは12月26日、スマートフォン向けタクティカルRPG『ドラゴンクエストタクト』のグローバル版（海外版）について、2024年2月29日をもってサービスを終了すると発表した。なお、日本版への影響はない。
『ドラゴンクエストタクト』は、モンスターを率いて戦略バトルを楽しめるタクティカルRPGだ。プレイヤーは、5体のモンスターでパーティを編成し、マス目状のマップに出撃。モンスターたちを指揮して敵と戦う。バトルに勝利すると、モンスターを仲間にできることがあり、仲間のモンスターの強化要素もさまざま用意されている。また、ほかのプレイヤーが編成したパーティに挑戦できる闘技場などの要素も存在する。
本作は、2020年7月にiOS/Android向けに基本プレイ無料にて配信開始され、約1か月後には1000万ダウンロードを突破。そして2021年1月に、グローバル版も正式にサービス開始された。しかしそれから約3年が経った12月26日、日本版向けには「真・ドラゴンクエストⅥイベント」の開催などが発表され盛り上がるなか、海外向けにはグローバル版のサービス終了が発表された。
発表によると、本作の開発チームはサービス開始以来、日々面白くなり続けるゲーム体験をユーザーに届けるべく努めてきたものの、提供を継続することが困難になったため、今回サービス終了という難しい判断を下したとのこと。すでにジェムなどの少額課金アイテムの販売は終了されており、2024年2月29日をもって海外でのサービスが終了される。
ちなみに、スクウェア・エニックスのスマートフォン向け『ドラゴンクエスト』シリーズ作品というと、現在日本では運営中の『星のドラゴンクエスト』もグローバル版のみサービス終了している。当時Redditでは、「『ドラゴンクエストタクト』は大丈夫だろうか」と議論する海外ユーザーがみられたが、『星のドラゴンクエスト』よりは長くサービスが続けられたものの、彼らの不安が的中してしまう格好となってしまった。
なお繰り返しになるが、『ドラゴンクエストタクト』のサービス終了が発表されたのはグローバル版（海外版）のみ。日本では引き続きサービスが提供される。本作は、iOS/Android向けに基本プレイ無料にて配信中だ。
