Cygamesは12月9日、『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-(GBVSR)』のオープンβテストから製品版への変更点を公開した。バトル関連では、レイジングストライクやダッシュ弱攻撃などが弱体化。一部キャラクターにも手が加えられているようだ。
『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』は、2020年に発売された対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジー ヴァーサス(GBVS)』のシリーズ新作だ。前作『GBVS』では、Cygamesの『グランブルーファンタジー』を原作に、24名のキャラクターが登場。ボタンと方向入力それぞれ1つずつの組み合わせで必殺技(アビリティ)を出せる仕組みや、美麗な3Dグラフィックによって、対戦が繰り広げられてきた。
本作『GBVSR』では、新キャラクターとしてアニラ/ジークフリート/ニーア/グリームニルの4名が参戦。シンプルで覚えやすいゲーム性といった基本的なコンセプトはそのまま、新アクションやシステムも追加して、新たな戦いが待ち受けている。ネットワーク関連ではクロスプラットフォームでのオンライン対戦に対応するほか、ロールバックネットコードへ変更されている点も大きな特徴だろう。
今回の発表では、11月10日より開催されたオープンβテスト(β2)から、製品版へ向けての調整内容が公開された。11月のオープンβテストにおいては、7月実施のβテスト(β1)の評判を受けて、大きな変更が加えられていた。今回はそこから製品版への変更点が発表されたかたちだ。
バトル調整内容としては、レイジングストライクが弱体化されている。同一連続技に2回以上組み込んだ際、2回目以降は吹き飛びが変化するとのこと。βテスト時には繋がっていた「近距離立ち強→レイジングストライク→近距離立ち強→レイジングストライク→近距離立ち強」といったコンボでは、2回目のレイジングストライク後に近距離立ち強が繋がらなくなっているそうだ。前述の例では、近距離立ち強ではなくレイジングチェインでは追撃可能であるという。レイジングストライク関連では、先行入力により暴発しやすかった現象も修正されているそうだ。
またバトル関連ではアビリティ+のクールダウンが全体的に調整されており、ダッシュ弱攻撃のダメージが1000から600へ低下。ブレイブカウンターは、レイジングストライクに対する先行入力猶予が少し早められており、レイジングストライクでガードクラッシュを誘発させられた際に出しやすくなっているという。空中投げについては、投げ入力以外での投げ抜けはできなくなった。
キャラクター個別の調整としては、グランの奥義/解法奥義、バザラガのソウルフォージ、アニラのU・飛羊乗雲が強化。シスのU・虚空拳については、無敵になるタイミングが変更。β2時点では出始めから無敵だったが、飛び上がってからの無敵になっているそうだ。
パッチノート内では、オープンβテストから製品版への変更点ということで、グリームニルおよびニーアの追加など、製品版への新要素も多数記載されている。大きなものとしては、トレーニングモードにフレーム情報表示機能やキャラクター説明書/基本コンボといった項目が追加。キャラクター戦術やキャラクター対策のため、自身/相手のキャラクターについて学べる機能も追加されている。
またオンラインロビー関連では、ファストラベルが利用可能となり、ミニゲーム「クレーンゲーム」や対戦の観戦機能も登場。「ぐらばとっ!」では、「ゴーレムアタック」「ぴょんぴょんサバイバル」とライジングダッシュの新規コース2種が追加されているそうだ。パッチノートの全文については、公式サイトを確認してほしい。
『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC(Steam)向けに12月14日発売予定だ。