任天堂は11月21日、『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』に向けて更新データVer. 1.0.1を配信開始した。ハートポイント獲得の仕様変更などが含まれている。
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は、横スクロールを特徴とする『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの完全新作だ。Nintendo Switch向けに10月20日に発売予定。舞台となるのはクッパに乗っ取られたフラワー王国。本作では、新アイテム「ワンダーフラワー」に触れることで、コースの遊びが大きく変化する点が特徴。土管が動き出したり敵の大群が出現したり、別の姿に変身することもできる。また最大4人のオンライン・オフライン協力プレイに対応。マリオやルイージのほか、キノピオやピーチ、デイジー、ヨッシーなどがプレイアブルキャラとして登場している。
今回配信開始された更新データVer. 1.0.1は本作に向けた初のアップデートとなる。まずスタッフクレジットに、スタッフの名前の追加・修正が実施。またゲームを快適に遊べるようにいくつかの問題が修正されたそうだ。さらにハートポイントに関する変更も実施。「やりなおす」や「コースを出る」を選択した場合に、コースに入る前のハートポイントに戻るようになっているとのこと。
ハートポイントは本作のオンライン要素「ライフゴースト」にて貯められるポイントだ。本作では同じコースを遊ぶプレイヤーがライフゴーストとして半透明で表示される。ストックしたアイテムを受け渡したり、コース上にパネルを設置して復活できるポイントを作ったりといった助け合いも可能。ハートポイントはそうしたさまざまな行動によって獲得できる。
これまでハートポイントは「やりなおす」や「コースを出る」を選択しても、コース内で獲得した分が失われなかった。一方でストックしているアイテムなどは「やりなおす」や「コースを出る」を選択するとコースを入る前の状態にリセットされる。そのためストックしたアイテムをライフゴーストに受け渡して、コースをやりなおしたり出たりしながらハートポイントを稼ぐことができた。また特定のコースでは、自分のスター状態をライフゴーストにおすそ分けできるポイントでやりなおしを繰り返してハートポイントを稼ぐ手法も可能であった。
そうした「ハートポイント稼ぎ」が今回のアップデートにて封印された格好だ。なおハートポイントはオンラインプレイ時にキャラの上に表示されるため、オンラインプレイ歴や「ほかのプレイヤーを積極的に助けているかどうか」を示す指標となる。一方で、特に攻略上の利用手段はないポイントだ。基本的にハートポイント稼ぎが攻略に影響することはないものの、より自然な楽しみ方でハートポイントを獲得させる狙いがあるのだろう。
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』はNintendo Switch向けに発売中だ。