『マインクラフト』次回の大型アプデで、自動クラフト機能実装へ。新たなMobやブロックなど新要素盛り盛り

 

Mojang Studiosは10月16日、『マインクラフト』シリーズの情報番組「Minecraft Live 2023」を配信した。同シリーズで今後実装が予定されているコラボDLC、ゲーム内追加要素やMob投票結果など、多数の新情報が発表されている。

まず、本作の新DLCとして「Star Wars: Path of the Jedi」が発表された。映画「スター・ウォーズ」シリーズとのコラボDLCとして、Minecraft Marketplaceにて11月7日から配信開始予定とのこと。配信には、スター・ウォーズのキャラクターR2D2も出演してDLCの紹介をおこなった。同DLCは、「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」を題材とした内容となっており、ヨーダ、メイス・ウィンドゥなど複数のキャラクターが登場する。プレイヤーは、ジェダイ・ナイトを目指す若きパダワンとして、ライトセーバーやフォースでの戦闘を身に着けていくようだ。

 


次に、2024年の配信が予定されているアップデート1.21の新要素を発表。同アップデートでは、「Trial chamber」と呼ばれる新たな構造物が登場する。Trial chamberは、罠やモンスター、チェストの配置された回廊のような構造物だ。その構造は毎回自動生成によって変化するそうで、構造物内には「Trial Spawner」と呼ばれる新種のモンスタースポナー(モンスターを生むブロック)も存在するようだ。Trial Spawnerは一種の戦闘チャレンジが楽しめるスポナーとなっており、挑戦する人数に応じて出現するモンスターも変化する。Mobの討伐を完了すると、報酬としてドロップアイテムが排出される。その後は一定時間のクールダウン後に、繰り返し挑戦可能となるようだ。

また、新ブロックとして「Copper Bulb」と「Crafter」の追加予定が発表されている。Copper Bulbは、銅を利用した新たな装飾ブロックで、酸化状態に応じた光源になるとのこと。酸化した(錆びた)状態では薄暗い状態となるものの、斧で磨くことにより周囲を照らす状態へと変化させることが出来るようだ。


もう一方のCrafterは、レッドストーンを利用してクラフトの自動化を可能とするブロックだ。クラフト同様のUI(グリッド)にあらかじめ素材を入れておき、取り付けたボタンなどで起動すれば、クラフトしたアイテムが排出される仕組みとなる模様。いよいよ『マインクラフト』にも自動クラフト機能が実装されるというわけだ。

 


くわえて、新モンスターの「Breeze」も追加予定。Breezeは、風を身にまとった敵対的なMobで、周囲を飛び跳ねるようにして移動し、風のエネルギー弾で攻撃をおこなう。エネルギー弾は直撃した地点に爆風を発生させ、範囲内の対象を弾きとばす効果を持っている。エネルギー弾自体にダメージはなく、弾き飛ばした対象が何かに衝突した際にダメージを発生させるとのこと。また、爆風の範囲内にレバーやトラップドアなどが存在する場合、爆風と同時にそれらを起動する効果をあわせ持っているようだ。

本配信に先駆けて開催されていたMob投票イベント(関連記事)の結果も発表されている。ユーザーから寄せられた投票の結果、選出された追加Mobはアルマジロ(armadillo)に決定された。アルマジロはサバンナ・バイオームに生息するとされる。アルマジロがドロップするウロコは、新タイプの防具であるオオカミ防具にも利用可能。ペットのオオカミに装備させることで追加の防御力を与えることができるようだ。

 


このほか、教育版である『Minecraft Education』向けには、イギリスのBBC Studiosとの共同制作による新DLC「Planet Earth III」が2024年に配信予定。そのほかアクションストラテジーのスピンオフシリーズ『Minecraft Legends』の大型アップデート第二弾では、ユーザーから要望されていた「Pet Animal(ペットを撫でる)」機能の追加をはじめとして、新マウント「 Frog(カエル)」やポーションを携えた新ユニット「Witches」などの追加予定が明かされた。

本編や関連作のさまざまな情報が明かされた「Minecraft Live 2023」。今後の情報公開によって、その詳細が明らかになっていくだろう。『マインクラフト』アップデート1.21は、2024年に配信予定だ。