『LoL』“問題児のサソリ”スカーナーは「デカい岩を投げる」新スキル獲得予定。今後のロードマップいろいろ明かされる

 

Riot Gamesは10月13日、『League of Legends』(以下、LoL)についてのアップデートや実装予定のコンテンツについて動画を公開した。動画では追加予定の新チャンピオンや、かねてよりリワークされる予定であったチャンピオン「スカーナー」のデザインなどについての情報が含まれている。

『LoL』公式YouTubeチャンネル上で公開された今回の動画では、開発者によって今後の本作における追加要素や変更内容について明かされている。そこで9月13日より実装された、165体目のチャンピオン「ブライアー」に続いて実装される予定の新チャンピオンについて概要が公開された。

166体目となる新チャンピオン「フェイ」は“芸術家系”のミッドレーナー。フェイは自身の卓越した技術をもってアートに命を吹き込むという。直近で実装されたナフィーリ、ブライアーとは異なり、飢えや獰猛さといったテーマからは外れるようだ。

動画とともに公開されたチャンピオンロードマップによれば、フェイは主にスキルを使って戦うメイジとしてデザインされるようで、「複雑で奥深いスキルとプレイスタイルを持っている」とのこと。技巧や戦術面でのプレイスキルが求められるチャンピオンとなりそうだ。

そしてフェイの後には、クリーチャーのチャンピオンが実装される予定だ。名前はまだ明かされていないが、可愛く、小さなクリーチャーだという。キュートでありつつも、元気を有り余らせており、王族の風格すら漂わせているようだ。


さらにその後には、ザヤやラカンなどと同様にヴァスタヤを出身とする、ソロレーナーが実装されるとのことだ。他者が見逃してしまうようなものでも見逃さずに発見する能力に秀でているという。索敵能力が高いチャンピオンとなるのかもしれない。フェイの続報も含め、今後の情報公開が見逃せないだろう。

また、リワーク(作り直し)中とされている既存チャンピオン、スカーナーについての状況報告もおこなわれた。スカーナーのリワークは、2022年にプレイヤーによる投票でスキルなどが作りなおされると決定していた。内容については、過去に『LoL』公式サイトで断片的に公開されていた。

今回は調整後のスキルの詳細についても公開された。なお開発中のため実装までに変更される可能性があるとのこと。スカーナーのQスキルは、現在は衝撃波のようなものを出し、周囲にダメージを与えるものだ。現状の調整予定ではこの旧Qスキルと同じような効果をもつ能力がWスキルに割り当てられるようだ。代わりに新Qスキルは、ステージであるサモナーズリフトから大岩を切り取ることのできるスキルになる。大岩を持っている間は通常攻撃が強化され、大岩を投げて大ダメージを狙うこともできるとのこと。


Eスキルはエネルギー弾を射出するものから、一定時間移動速度が向上するスキルに変更される。スキルの効果時間中は敵を掴むことができ、壁に敵をぶつけるとスタンさせることができる。さらにスキルの発動中は地形を無視することができ、地形の中を通過するとQスキルで使用可能な大岩を取得する。この新スキルによって、サモナーズリフトを縦横無尽に駆け回り、味方との挟撃を決めやすくなるかもしれない。

Riot Gamesは、そのほかにもいくつかの発表をおこなった。リワークによる変更やゲームイベント、そのほかムービートレイラーなどで語られているストーリーの矛盾点を解消し整合性をもたせるため、本日以降に公開されるストーリーを“正史”とすることを表明。また公式設定としている映像作品「Arcane」や、11月2日発売予定の『ヌヌの唄:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』などで世界観を深く掘り下げる予定だとした。また10月末よりベータ環境で「クイックプレイ」が実装される予定だという。クイックプレイでは、希望のロールとチャンピオンを選んでマッチングをおこなうことができるようだ。

今回、新チャンピオンやスカーナーのリワークの進捗、モードの追加などについての情報が公開された。特に新チャンピオンについて、概要は公開されたものの、その詳細についてはまだ明らかになっていない。また8月末にはミシック廃止の告知もあった(関連記事)。既報の詳細公開も含め、続報が気になるところだ。