東方二次創作“メガテン風”RPG『Touhou Artificial Dream in Arcadia』9月23日配信へ。幻想郷が舞台の3Dダンジョン探索、ほぼすべての東方キャラが仲間になる

 

Bar Holographic Otakuは9月14日、『Touhou Artificial Dream in Arcadia』を9月22日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語字幕に対応している。なおSteamのストアページ上表記によると、日本時間では9月23日発売になると見られる。

『Touhou Artificial Dream in Arcadia』は、東方のキャラクターたちを仲間に加えながら異変解決を目指す、東方Projectの二次創作3DダンジョンRPGである。Steamストアページでは“メガテン風ダンジョンRPG”と標榜されている。本作の舞台は、スリーパーと呼ばれるドッペルゲンガーが出現した幻想郷だ。幻想郷の住人と同じ姿をしたスリーパーたちは各地で暴走しており、問題となっていた。本作の主人公である宇佐見菫子は、超能力を操る程度の能力をもった人間だ。なぜかスリーパーたちを操れるスマートフォンを手に入れた宇佐見菫子は、幻想郷を冒険。異変解決に向けて行動することになる。

 


宇佐見菫子は、スリーパーをコントロールする力を活用して、幻想郷を探索していく。本作で宇佐見菫子は、3Dダンジョンとして表現された幻想郷をスリーパーたちと戦いながら進む。スリーパーとの遭遇時には、ターン制のコマンドバトルが展開。ソード/ガンによる攻撃や、習得しているスキルなどを活用して、幻想郷の住人たちと同じ姿のスリーパーを撃退する。

また宇佐見菫子のもつスマートフォンには、スリーパーを使役できる特殊アプリがインストールされており、ハイジャックによってスリーパーを仲間にできる。具体的には、戦闘中にハイジャックを選択すると、シューティングゲーム風のミニゲームが発生。スリーパーとの弾幕ごっこに勝利すればスリーパーを仲間にしたり、アイテムに変換したりなど彼らを操れる。本作ではハイジャックによって、幻想郷の住人たちと同じ姿をしたスリーパーを仲間に加えながら、異変解決を目指すわけだ。

Steamのストアページによると、ほぼすべての東方のキャラクターたちがスリーパーとして登場。スリーパーたちは、全員パーティーメンバーとして操作できるという。開発者のX(旧Twitter)アカウントによれば、『東方獣王園』のキャラクターも登場するとのことで、かなりの人数がゲーム内へ登場するようだ。彼女たちを描いたドット絵も本作の特徴として挙げられるだろう。

またシステムとしては、本作ではスリーパーをパーティーに入れると、スマートフォンのバッテリーが消費される。バッテリーが切れるとスリーパーが操作不能になり、ミニマップも見れなくなってしまうため、探索中はバッテリーの管理も重要になる。要素としては、スリーパー同士の融合も可能。プレイ時間は、30時間から40時間ほどとされている。

本作を手がけているのは、ロシアの開発者Potemki11氏だ。過去作としては、鈴仙・優曇華院・イナバを主役にした東方Projectの二次創作アクション『UDONGEIN X』をリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で266件中93%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。プレイヤーからは、全体的な出来の良さや原作へのリスペクトなどが評価されているようだ。なお同作は、売上1万本を突破しているとのこと。

本作『Touhou Artificial Dream in Arcadia』は、そんなpotemki11氏の新作となる。itch.io内の作品ページによると、同氏がインゲームアート/デザイン/ストーリー/コードを担当。『女神転生』シリーズや『世界樹の迷宮』シリーズに影響を受けながら、開発が進められてきたようだ。また本作は、itch.io内にて無料デモ版が配信中。デモ版では、ゲームの序盤がプレイできるようだ。

『Touhou Artificial Dream in Arcadia』は、日本時間9月23日にPC(Steam)にてリリースされる見込みだ。