妖怪銭湯経営ゲーム『Spirittea』正式に日本語対応決定。釣り・交流・料理などスローライフしつつ、精霊たちに最高のおもてなしを提供


パブリッシャーのNo More RobotsとデベロッパーのCheesemaster Gamesは9月5日、精霊銭湯経営ゲーム『Spirittea』が日本語表示に対応することを発表した。本作は現在開発中で、リリース時には日本語を含む数か国語に対応予定だ。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S。

『Spirittea』は、日本でいう「妖怪」ともいうべき精霊たちをお客様に迎える銭湯経営ゲームだ。プレイヤーは日本らしき土地の小さな町にある銭湯の経営を任されることとなる。町にはプレイヤー以外にも住民や精霊たちが住んでいるが、精霊たちへの信仰を失った村の住民には精霊たちのすがたが見えないようだ。本作においてプレイヤーは銭湯経営をしながら、精霊や住民たちとの交流を深めていくこととなる。

本作における銭湯経営は、精霊たちに一流のおもてなしをすることを目的とする。まずプレイヤーは銭湯を綺麗に清掃するため、箒でクモの巣を取り払い、タオルなどを綺麗にすることとなる。そして精霊のお客様を迎え入れてから、銭湯へと案内する。精霊たちには私たち人間同様に適切な湯加減というものがある。プレイヤーは薪を割り、くべることで湯加減を調節することができる。それぞれの精霊たちのニーズに合わせた湯屋経営が必要となるようだ。また銭湯のアップグレードも可能。拡張することで、より多くの精霊たちを迎え入れることができるとのこと。

『Spirittea』における銭湯経営においては「食事」も重要な要素となるようだ。プレイヤーは秘薬や食材などを組み合わせ、お客様である精霊たちの欲する食事を提供していくこととなる。食事を作る際にはミニゲームとして肉や野菜を焼いたりするモードも存在。精霊たちの身も心も充実させてあげることで、名前を忘れてしまった精霊たちを救うことができるようだ。なおゲームプレイトレイラーにおいては魚釣りをするシーンも確認できることから、食材の確保はプレイヤー自身でおこなうこととなるのだろう。


『Spirritea』でプレイヤーは銭湯経営以外でも、精霊たちの悩みを解決していくこととなる。悩みの種は“ピーナッツバターが欲しい”といったものや、“失くした宝物を探してほしい”といった相談など。精霊たちはそれぞれ違った悩みを抱えているようだ。また住民たちにも同様に生活リズムやニーズなどが存在。住民たちとの交流を深めるうえで、虫捕りやカラオケに興じることもあるようだ。


『Spirittea』の日本語対応予定はパブリッシャーであるNo More Robotsから、2022年5月19日付で弊誌向けに伝えられていた(関連記事)。このたびの発表により正式に対応が告知されたかたちだ。なおリリース時には日本語以外にも英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・中国語(簡体字)・韓国語への対応が決定している。

本作を手がけるCheesemaster Gamesはカナダのバンクーバーを拠点とするインディーデベロッパーだ。同デベロッパーは過去に見下ろし型アドベンチャーゲーム『Fables of Talumos』を手がけている。こちらもピクセルアートで描かれているものの、内容としては歯ごたえのあるバトルが特徴のアクションアドベンチャーとなっていた。『Spirittea』においては、うってかわって牧歌的な生活が描かれることになる。


『Spirittea』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売予定。かわいらしい精霊たちをもてなし、住人たちとの交流を深めながら銭湯経営を営んでみたい人は、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。