ドット絵オープンワールドRPG『Wandering Sword』9月15日発売へ。古代中国の世界で武術を極める旅に出る

 

パブリッシャーのSpiral Up Gamesは8月26日、『Wandering Sword』を9月15日に発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。なお本作公式Xアカウント(旧Twitter)によると、コンソールにも対応予定とのこと。

『Wandering Sword』は中国武術をテーマにしたRPGだ。プレイヤーは若き剣士として、武術を極める旅にでる。道中ではメインキャラとなる武術家たちと出会い、仲間にすることでさらに多彩な戦闘スキルを身に付けることが可能。またNPCとの交流では仲間として雇ったり、恋仲関係になったりすることができる。そのようにして、美麗ピクセルで描かれたオープンワールドな古代中国の世界を冒険するのだ。なお本作ではマルチエンディング制が採用されているという。


本作の戦闘は、四角いマスで分けられたタイル状のボードの上でおこなわれる。ターン毎にキャラを行動させ、戦術的に上手く敵を攻撃するのだ。ボード上の位置取りや陣形などが重要となるだろう。なお本作では、リアルタイムモードに切り替えて戦闘をおこなうことも可能。戦闘システムは変わらないようだが、素早く的確にキャラを操作するゲームプレイも楽めるようだ。

また本作ではツボや経絡(Meridian)といった、古代中国の医学における考え方がシステムに反映されている。経絡とは身体内外のエネルギーの通り道のことを指す。スキルツリーのような形式で、経絡を刺激することで操作キャラを強化することができるようだ。これによって自分好みの武術を追求することができるのだろう。また本作では武器を鍛造したり、釣りをおこなったりすることもできる。さまざまな要素が盛り込まれた作品となりそうだ。


本作を手がけるのは、中国・上海に拠点を置くThe Swordman Studioだ。本作はUnreal Engine 4を用いて制作されており、ドット絵と3D表現を組み合わせた「HD-2D」表現を彷彿とさせる。そしてなんとなく近年スクウェア・エニックス作品、特に『オクトパストラベラー』(あるいは『ライブアライブ』リメイク功夫編)とビジュアル面などにおいて既視感が感じられるかもしれない(関連記事)。なお「HD-2D」という単語はスクウェア・エニックスが商標をとっている。

本作では、独自要素として武術をテーマにしているようだ。鮮やかで異国情緒のある古代中国を冒険することも本作の魅力となるだろう。『オクトパストラベラー』などのビジュアルに近い印象を受けるだけに、どこまで独自性を出せるかが鍵になるだろう。

『Wandering Sword』はPC(Steam)向けに9月15日発売予定だ。将来的には、コンソールにも対応予定とのこと。