国内のゲーム開発会社ポケットペアは8月21日、『クラフトピア』Steam版にて新ボスラッシュアップデートを配信した。同アップデートでは、新バイオーム「シャルバート氷山」や新たな時代Lvなどが登場。チャレンジコンテンツとして、レガシー版でも導入されていたボスラッシュダンジョンのアップデートもおこなわれている。
『クラフトピア』はポケットペアの手がける、マルチプレイ対応のオープンワールドサバイバルアクションゲームである。本作は、多数のジャンルの要素を詰め込んだ理想郷を目指した作品として、2020年10月に早期アクセス配信がスタート。オープンワールドの3D世界上で、狩り/農業/ハクスラ/建築/自動化/釣り/ペット/ダンジョン探索などが繰り広げられてきた。バグを利用したテクニックに寛容な姿勢や、多くの要素による混沌としたゲームプレイも特徴だろう。
また本作では6月28日に大型アップデート「シームレスアップデート」が配信された。同アップデートでは既存のマップが廃止され、巨大な一つのフィールドへと変更。戦闘への新システム導入やアイテム入手経路の変更など、あわせて多くの要素が刷新されており、新たなゲームプレイが展開されている。
今回新たに配信された新ボスラッシュアップデートでは、まず新規バイオーム「シャルバート氷山」がフィールド内へ追加された。シャルバート氷山は、広大な雪原と巨大な氷山とテーマとした新しい地域だ。寒さのため過酷な環境となっており、探索にあたっては対策となる装備やアイテムが必須になるという。雪山での探索や冒険が待ち受けているわけだ。同地域はマップ内の東に存在。なお氷山バイオーム内の店や洞窟については、後日解放予定とされている。
大きな要素としては、ボスラッシュダンジョンも追加された。同コンテンツは、レガシー版に登場していた「ボスラッシュダンジョン」の内容をアップデートしたモノとなるようだ。新しいボスラッシュダンジョンでプレイヤーは、複数のボスや包囲された状態でのバトルに挑戦していく。各階層の敵は一定の構成からランダムに登場し、階層の進行にあわせて敵がパワーアップ。階層クリア時に専用の報酬が入手できる。上級者向けのチャレンジコンテンツと位置づけられており、十分なエンチャントや装備がなければあっという間に退場になってしまうそうだ。
コンテンツ関連では新たな時代Lvの解放、魔法の追加および調整、新スキルの実装、約150種の新規建材・家具追加なども実施。そのほか詳細は不明ながら、壊れた大橋に邪竜が封印されている。新しい何かのカウントも始まっているようだ。なお本アップデートでは、一部地面に配置された敵や乗り物が水没判定になり、ダメージを受ける不具合が確認されている。水没判定によってカカシや乗り物などが爆発し、付近の建築物が吹き飛ばされてしまうなどに注意してほしいとのことだ。
今回のアップデートでは、多数の機能改善なども実施されている。二刀流のジャストアタックモーション変更、刀モーションの改善、アイテム詳細でのペットスキル可視化、刀抜刀時の装備変更が可能になるなど、多数の調整が実施。乗り物や捕まえたモンスターが出せない場合には、アイテムが減らないようになっている。またバグ修正では、テレポーション使用時の操作不能現象の緩和策導入、マルチプレイ参加時のパイプラインが見えない不具合、高負荷下でモンスターが発生した際周囲の建築物に100ダメージを与える不具合など、多数が修正されたようだ。
そのほかパフォーマンスの改善では、ゲームプレイのログ出力方法の変更により。メモリ効率が多少改善されたという。なおテキストの出力方法が変更されているが、従来どおりの出力へ戻すこともできるそうだ。新規コンテンツや調整内容の全文については、Steam内の投稿を参照してほしい。
『クラフトピア』は、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中だ。