コロプラ子会社による“宝石掘ってNFTで稼ぐ”ゲーム『Brilliantcrypto』発表。コロプラグループがブロックチェーンゲーム本格参入へ

 

株式会社コロプラならびに、傘下となる株式会社Brilliantcryptoは7月25日、採掘ブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto』を発表した。対応プラットフォームは未定。2024年Q1のリリースを予定している。本作は、デジタル世界で価値をもつ宝石を掘り出す、Play to Earn(遊んで稼ぐ)を目的としたブロックチェーンゲームだという。なお、Brilliantcryptoはコロプラグループの100%子会社である。

『Brilliantcrypto』は、鉱山を採掘していくブロックチェーンゲームだ。世界中のプレイヤーは採掘者となり、宝石やトークンの獲得を目標に鉱山を採掘する。手に入れた宝石は、利用したり売買したりすることができる。さらにNFT化し、さまざまなメタバースに持ち込める可能性があるという。公開されている映像からは、三人称視点のアクションゲーム形式となることが示唆されている。

本作では、ゲーム内の世界を探検することで、至る所で鉱山を発見できるそうだ。そうして見つけた鉱山をひたすら掘り進み、鉱山の奥に眠る宝石を発掘していく。広い鉱山を探索するにはさまざまな探索ツールが必要となり、探知機やライト、はしごに爆弾など、状況に応じてツールを使用する必要がある模様だ。なお、採掘に肝心のピッケルはNFTであり購入が必要。あるいは、スカラーシップ制度でピッケルを借りて、採掘に参加することもできるという。トレイラーではピッケルのステータスとして耐久性や掘り進めるスピードのほか、運(Luck)といった要素が表示されている。


探索ツールとピッケルを駆使して採掘をすることで、プレイヤーはデジタル世界の宝石や「輝石」といったアイテムを獲得できるそうだ。輝石は、採掘終了後にトークンと交換できる予定だという。宝石にはダイヤモンドをはじめ、レッドスピネル、アクアマリンなど、複数の種類が存在。さらにカラットやクオリティといった要素もあり、それらの組み合わせによって希少性が変わるそうだ。ピッケルの性能が、それらの要素に関わってくるのだろう。なお、宝石もNFTであり、取引したりメタバースに持ち込んだりすることが可能。希少性が高い宝石ほど、高い価格で取引がおこなわれることになりそうだ。

『Brilliantcrypto』は、メタバースにおける経済圏を生み出すことを目標にしているとのこと。本作で掘り出した宝石がメタバースで価値をもつことで、新たなプレイヤーが参入し続け、ゲームで遊びながらお金を稼ぐPlay to Earnの仕組みが回り続けることを想定しているという。なおロードマップによると、本作は2024年のQ1に正式サービスを開始。その後のフェーズ2には、宝石をNFTジュエリーに加工できるサービスである宝石カッティング工房をオープンする。さらにフェーズ3では、メタバースへNFTジュエリーをコンバートできるようになる予定だ。


ちなみに本作は、正式サービス開始に先立って、クローズドベータテストを実施。本日から8月8日14時59分まで、クローズドベータテストの参加者を募集している。クローズベータテストのクリア報酬として、5000円相当の仮想通貨Ethereumがもらえるほか、抽選でフランスのサッカーチームであるパリ・サンジェルマンFCのホーム試合観戦VIPペアチケットが当たるとのこと。なお、クローズベータテストはPCのみプレイが可能であるほか、手に入れたアイテムはNFTやトークンとの交換は不可、正式サービスへの引き継ぎもないそうだ。詳細を含め、気になる人は公式サイトをチェックされたい。

本作を開発する株式会社Brilliantcryptoは、株式会社コロプラがブロックチェーンゲームの事業をおこなうために設立した100%子会社だ。株式会社コロプラは、iOS/Android向けゲーム『白猫プロジェクト』をはじめ、数々のゲームで知られている。本作においては、コロプラグループが長年培ってきたノウハウとブロックチェーン技術を活用し、新しい価値を全世界に向けて想像しようと意気込んでいるようだ。なお、コロプラグループには、メタバース事業に取り組む株式会社360Channelも加わっている。本作のメタバースにおける経済圏を生み出すという目標にも、コロプラグループのノウハウが用いられることがあるだろう。

『Brilliantcrypto』は8月15日から、PC向けに第1回クローズドベータテストを実施予定。クローズドベータテストへの参加には、公式サイトから応募が必要だ。