写真で世界を切り取って再構築ゲーム『Viewfinder』Steamにて好調スタート。“写真など2D平面を3D空間に具現化”して道を切り拓く

 

パブリッシャーのThunderful Publishingは7月18日、3Dパズルアドベンチャーゲーム『Viewfinder』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)とPS5で、日本語表示にも対応。本作はさっそくSteamユーザーレビューにて「非常に好評」ステータスを獲得し、好調な滑り出しとなった。


『Viewfinder』は一人称視点の3Dパズルアドベンチャーゲーム。プレイヤーは空に浮かぶ不思議な世界を、カメラを片手に旅をする。フィールドには行き止まりや足場のない道など、さまざまな障害が待ち受けている。プレイヤーはカメラの力を使って障害を取り除き、歩を進めていくことになる。

カメラは撮影した写真を世界に具現化する能力を持つ。たとえば、橋の写真を撮影してその写真を世界に配置することで、道のなかった浮島に続く橋を出現させられる。感圧式のスイッチには、撮影したがれきを写真から取り出すことで対応できる。下の画像のように、写真で世界を書き換えながら世界を進んでいくのだ。撮影して謎解きに使用できるオブジェクトも数多く用意されている。それぞれの写真をどのように使うか考えることも、本作の楽しみ方の1つだろう。


ステージを進むごとに、世界の謎に関するストーリーも展開される。どうしてこの不思議な世界が存在するのか、この世界の正体は何なのか。本作はそれを知るための旅でもある。ストーリーについてより深く知りたい人は、パズルを解くだけでなく、道中の不思議なオブジェクトにも注意を向けてみるといいかもしれない。パズルだけを楽しみたい人は、これらをスキップしても問題ないそうだ。プレイヤーの好みに合わせた楽しみ方ができることだろう。

本稿執筆現在、本作Steamストアページには669件のユーザーレビューが寄せられ、うち92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。同時接続者数もさっそくピーク時2000人を突破しており、この規模の作品としてはかなりの人気を集めている。

なお、ユーザーレビューの内容としては美しく描かれた不思議な世界観と、パズルの完成度の高さを評価する声が多い。また、難易度がやさしめでが高くなく、気軽にプレイできると評価する声もある。一方、ボリューム不足を指摘するレビューも散見され、本作公式DiscordサーバーにもアップデートやDLCを望む声が寄せられている。良い出来だけにもっと遊びたいと思うプレイヤーも多いのかもしれない。


『Viewfinder』はPC(Steam)とPS5で配信中だ。